びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/03/21(火)祝「瀬戸」

 起床は705。道の駅瀬戸しなの。今日も静かに眠れた。朝食後、ブログを修正。時間調整のため車のフロントを拭き掃除した。ガラスには小さな傷が増えていた。飛び石かな?高速ばっかり乗ってるから仕方ないのかもしれない。
 9時、出発。長久手トヨタ博物館に行くつもりだったが、瀬戸に来たのに何もしなくていいのかと思った。藤井聡太さんの地元でもあるし、こないだ六冠になったばっかりだし、気になるので寄り道することにした。
 910、昨日と同じ瀬戸蔵の駐車場。瀬戸の町は真ん中に瀬戸川という小さな川が流れていて、その両側に焼き物の店が点在してた。まるで長崎の眼鏡橋のある川のようだった。町には帽子とリュックサックのおじいさんやおばあさんがたくさんいた。焼き物を買いに来たのだろうか?
 910、瀬戸信用金庫栄町支店藤井聡太棋士応援コーナー。昨日から遠目に見て垂れ幕があるので気になっていた。祝日にもかかわらず、中に入れた。そこには藤井聡太六冠のこれまでの軌跡が展示されていた。中日新聞の号外がいくつも貼られていた。それらを見ていると、ものすごいスピードで勝ち続けていることがわかった。信用金庫がこのような展示をしているのが不思議だった。阪神タイガースを推している尼崎信用金庫を思い出した。
 銀座通り商店街。どういう盛り上がりになってるか見てみたかった。銀座通り商店街はアーケードで道幅が狭く、昭和の風情だった。まだ時間が早いのかほとんどの店が閉まっていた。でも、手書きのイラストの垂れ幕が何枚もぶら下がっていた。そうそう、こういうのを見たかった。そっからは将棋関係のものがないか探す感じとなった。
 商店街の端まで行って折り返した。商店街を歩いていると、乗り鉄の頃はこういう旅行だったことを思い出した。一つの町を丁寧に歩いていたので、町をもっと直に感じることができた。トヨタ博物館に行きたかったけど、昨日トヨタ会館に行ってるし、目の前の瀬戸の方が断然面白そうだったので、予定を変更して瀬戸を探索することにした。
 945、名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅。終点だった。その隣に「パルティせと」というテナントビルがあった。この中にも垂れ幕があり、顔はめパネルまであった。
 10時、瀬戸蔵に戻った。1015、瀬戸蔵ミュージアム。瀬戸には焼き物の博物館はたくさんあったが、その中でも中心の施設のようだった。入っていきなり、瀬戸線の緑色の車両が置かれていた。焼き物を見に来たのに、なんで?ここに展示されてたのは車両だけでなく、旧駅舎だった。瀬戸線は瀬戸の焼き物を語る上で重要な役割を果たした。瀬戸の焼き物を中央線の大曽根に運んだり、終点の堀川から名古屋港まで船で運んだ。車が発達してなかった昔には鉄道は最も重要な輸送手段だった。
 次のコーナーでは昔ながらの焼き物の作業場が再現されていた。これも激熱だった。さらに説明動画は素晴らしかった。ここで完全に心を奪われた。
 次は陶磁器のできるまでを細かく説明していた。これが情報量が多くてとても面白かった。一つ一つの工程において昔の方法から現代の方法までを説明していた。昔、有田の九州陶磁文化館でかなり感動した記憶があったが、そこを上回る内容だった。
 1240、途中退場。瀬戸川を挟んだもう一つの商店街へ。せと末広町商店街は、戦前からあるのではないかというくらい古かった。まるで和歌山の七曲市場のようだった。ほとんどがシャッターで、食べるところなさそうだった。
 銀座通り商店街へ行き、13時、みそかつレスト「サカエ」。行列していた。元祖みそカツ定食。ラード100%らしい。味噌にはパンチはなくてマイルドで優しい味だった。ますづか味噌を使ってるとのこと。なんだろうね?
 1345、瀬戸蔵ミュージアムに戻った。企画展「THE 瀬戸焼コレクション」。あまりに美しい白磁の染付の数々に心を奪われた。物凄く細かく描き込まれていて、本当に凄かった。
 3階は焼き物だらけだった。縄文時代からの焼き物が並べられており、焼き物の歴史が解説されていた。焼き物が人類にとっていかに役に立ってきたかを表していた。普段、博物館巡りをしてて、縄文土器を見る機会が多かった。また、お茶の文化で焼き物が出てきたりしていた。そういうのを繋ぎ合わせて一つにまとめているようだった。本当に素晴らしい展示だった。
 1545、撤収。外は土砂降りの雨になっていた。あと1時間くらい余っていたが、すっかり満足していたので、帰ることにした。せと赤津ICから東海環状道、豊田東JCから新東名。渋滞30kmって!やってられないので新富士IC下車。いつかの富士宮へ。やきそばを狙った。
 おいしかった「虹屋ミミ」は閉まってた。前回行った「ゆぐち」は祝日は休みぽかった。町の中を走っていると「富士宮やきそば」の幟のある店が2つあった。一つは喫茶店風で、もう一つは居酒屋だった。
 コインパーキングに停めて、喫茶店風の方に行った。1815、やきそばレストラン「ママン」。おじさんとおばさんがいて、おじさんがギターを弾こうとしていた。お客さんは誰もいなかった。なんか邪魔したみたいになった。おしゃれな喫茶店みたいな感じだった。カウンターに座り、目玉やきそばの大盛を注文。正直、あんまりだった。全体的に薄味でパンチがなく、何より削り節が立ってなかった。なんかもう富士宮に寄り道するのは止めた方がいいのかな?19時、出発。
 新富士ICから新東名。渋滞は20kmになってた。寄り道の効果があった。途中相模原JCで新東名から東名へ。寮に帰ったのは22時だった。
 今回の旅行は浜松ほどのワクワク感はなかったが、結果的にはかなりインパクトのある旅となった。特に焼き物が好きなのかもしれないと気づかされたのは収穫だった。次に繋がるいい旅行だった。