一晩寝ると予定通りなんとなく考えもまとまっていた。
会社に行くと、机の上に新聞切り抜きがあった。こんなこと初めてだが、Hさんとボンビーの判子が押してあった。対抗品についてのプレスリリースだった。パソコンを開くと、そのことについてなぜか無関係のパタリロからメールが来ていた。そしてなぜかボンビーがパタリロへ連絡してた。バリバリ違和感を感じたが、どうでもいいと思って無視した。
今朝まとまった考えを午前中に文章に落とし、午後からHさんに説明した。Hさんの理屈は容認できないものだった。確かにこの会社に開発はできないとは言ったが、Hさんの話はちょっと想像すれば無理だという結論にしかならなかった。Hさんの恐ろしさは、意図した方向に人を誘導するところである。
するとまたパタリロからメールが来てた。なぜか対抗品の技術調査までしていて、それの真似をする気まんまんだった。つまり、私が作ってるものと同じものを違う方法で作ろうとしてた。
ここ数日いくつか気になることがあったが、それらがすべて線で結ばれたような気がした。つまり。昨日否定的な結果が出たのを受けて、T所長かHさんがすぐに次の準備を発動したのだ。日本シリーズで江夏豊氏がリリーフを準備しているのを見て怒ったというエピソードが思い浮かんだ。結局そういう扱いだったのだ。そういう扱いをしておけば、自分たちの身は安泰で、うっとうしい奴をどこかに飛ばせるわけですね？
定時ダッシュして｢百萬石｣で飲んだ。飲まなやってられるかい。さあ祭りの始まりだ！
