びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/06/15(土)「原因検証」

 パスポートを忘れた件について、もしかすると他にもやりようがあったかもしれないと思っている。心に区切りをつける意味でもまとめてみる。
 期限切れパスポートを持って行ったのは、期限切れパスポートと更新したパスポートを同じ場所に置いていて、しかもそのことを完全に忘れていたためである。もし、一度でも海外に行ってれば、そのときにパスポートを取り違えていただろうし、判子が押されるから区別もついてただろう。
 気づいたのは8時すぎ、フライトまでは2時間を切っていた。取りに帰るには3時間かかるので全然間に合わなかった。Hさんに電話をかけて、事情を話し、Kクンを独りで先に行かすことにした。
 ルフトハンザ航空に事情を伝えると、12時半のミュンヘン便を提示された。他社便も調べてもらったが、11時半発だったので無理だった。ミュンヘン便に乗るためには、11時半までに戻って来るように言われた。パスポートを取りに帰るには、電車でギリギリで、タクシーではどうなるかわからなかった。またミュンヘンには17時頃に着いて、フランクフルトまで電車に乗って4時間くらい。夜の10時くらいに着けそう。これもギリギリだった。
 Hさんに電話をすると「本当に独りで行けますか?Kクンに任せませんか?」と言われた。自信がないところに気持ちを後押しをされ、そこで気持ちが切れてしまった。
 昼に会社に帰ったら将軍様に「他の便はなかったのか。タクシーでも何でも使って、何が何でも行こうと思わなかったのか。」と言われた。Hさんとの会話のことは言えなかった。「他の便もありませんでした。タクシーは考えませんでした。」。将軍様からは自腹を言い渡された。何も仕事ができてないのだから異存はなかった。後でHさんに「電話だけじゃわからなかったが、本当に無理だったのか。」と言われた。所詮こんなもんだ。
 先方には急病になったことにした。その後に海外好きのTさんに言われた。「何がなんでも行くべきだ。確か羽田から夜中に直行便があったぞ。」。羽田から飛んでるなんて考えもしなかった。確かにあった。朝の6時にフランクフルト着。でも、既に急病と連絡した後だった。今さらその便があるから行きますとも言えなかった。
 このようにそのときはベストだと思った対応が他にやりようがあったかもしれないことがわかってきた。得てしてこういうときは悪いことが重なるもんだ。何がなんでも行くという執念が欠けていたのは間違いない。それはミュンヘン行きを諦めた時点で確定していた。Kクンが行ってるので最悪の事態にはならないこと、また費用負担がかなり重くなりそうなことも考慮の中に入っていた。そういう意味では、行けなかったのではなく、行かなかったのかもしれない。
 非常時こそその人の力が発揮されるとするなら、行かなかったということは、結局仕事へのコミットがこの程度だったことを表しているのだろう。いずれにせよ後は時間が経つのを待つしかない。
 大学友人Sが誘ってくれたので大泉学園村さ来」。思いっきり話したので、かなりすっきりした。持つべきものは友人である。そのまま部屋へ。