びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/04/30(火)年休「会津3」

 7時半に起床。8時45分に「ニコニコレンタカー」。天草のときも思ったけど、12時間で保険込みで4000円って驚異の安さだ。スバルのステラに乗って出発。ルートは「麦とろ」のご主人のアドバイスを元にチョイス。
 会津盆地を西に離れて、すぐのところにある柳津に行った。柳津には只見線が通ってるけど、ほとんど本数がないため、レンタカーにせざるえなかった。柳津には福満虚空蔵尊という日本三大虚空の一つがあった。虚空とはなんなのかわからないが、とにかくすごそうだ。寺は只見川をのぞむ切り立った河岸段丘の上にあり、虚空っぽい感じだった。木造の年季の入った建物がただ者ではない雰囲気を醸し出していた。説明によれば、1200年前の建立らしく、かなりの歴史があるようだ。中に入ると、ご本尊は暗くてよく見えなかった。お金を払わないからだろうか?よくわからない不思議な寺だった。
 柳津は門前町なので饅頭屋がたくさんあった。以前「ナイトスクープ」の依頼で、「電車の待ち時間を利用してぶらぶらしたところ、栗饅頭を見つけて、めちゃくちゃうまかったので、もう一度食べたい」という話があった。そのおいしかった饅頭屋「岩井屋」に行った。柳津の名物は、実は栗ではなく粟饅頭。災難にあわないように、ということらしい。両方を1個ずつ頼んでみた。椅子に座ると女将さんがお茶を入れてくれた。まず湯気を上げている粟饅頭を食べた。粟が柔らかい餅のようにとろけて、中のあんこと絡み合って、とてもうまかった。こんなうまい饅頭は食べたことがなかった。一方、栗饅頭には湯気は立ってなかった。でも、これはこれでまたうまかった。両方ともに作りたてだからうまいんだろうな。確かに依頼者が絶賛するだけあるわ。よい思い出となった。
 再び会津若松に戻ると12時になっていた。B級グルメソースカツ丼を食べに行った。ネット調査でポイントの高かった「いとう食堂」を選択。狭い店内は満員だった。奥にある畳の小さな部屋に見知らぬ人3人と一緒に座った。鳥かごの中にセキセイインコがいて、言葉にならない言葉らしきものを呟いていた。なかなかソースカツ丼が出てこないと思ったら、ご飯を炊いてるとのこと。ようやく13時に食べることができた。待っただけの甲斐があった。肉が厚いが、柔らかく、全体的にまろやか。普通の味で普通においしかった。前回の「白孔雀食堂」よりもいける。これは人気出るわ。
 昼食で思いがけず時間を食ってしまった。急いで今度は東の猪苗代に向かった。レンタカーを借りた一番の目的は「野口英世記念館」を見ること。ここには野口英世博士の資料が展示されているのはもちろん、なんと生家も保存されていた。まさかそんなものが現存してるとは!生家には土間と板張りの部屋があった。とても寂しくて厳しそうな感じだった。板張りの間には博士が赤ん坊の頃に落ちたという囲炉裏があった。ここに落ちなければ、博士の人生はもっと輝いていただろうか?おそらくは落ちたから頑張れた側面もあるのではないか?
 展示資料も充実していた。食い入るように見てしまった。こんなにじっと見ることはなかっただろう。ただ美化されたイメージのままだったのが残念。本当は若い頃放蕩しまくってたと聞く。そういう人間らしいもっと細かい話しを知りたかったんだけどね。でも、ここに来れて気になってたことが一つ解決してよかった。
 やりたいことがなかったので、会津若松に戻り、レンタカーを返した。まだ16時半だった。今までのレンタカーの旅で一番ショボい乗り方をしてしまった。久しぶりに運転できたのがよかったくらいかな。
 「東横イン」には共用のパソコンがあるので、この旅行中のカロリーを計算した。この旅行では食べるものを厳選したのだが、それでもやはり大幅にオーバーしていた。B級グルメと飲みの両立はとても難しいことを思い知った。
 それでも喜多方ラーメン「来夢」へ。この旅行中、ずっとここのラーメンを食べたいと思っていた。前回、喜多方へ行くより、このチェーンのラーメンの方がおいしいと思った。そしてやはりおいしかった。おいしいものは本当に人を幸せにする。