びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/04/29(木)祝「旅行2」

 0540起床。0610弘前出発。竜飛や江差への接続が悪いので函館を目指した。弘前―青森―函館―森―函館。
 北海道上陸時にいつも感じていた蟹田でのワクワク感は今回そんなでもなかった。天気が悪くて空はどんよりしてて海のブルーも冴えなかった。青函トンネルも景色が見えなくて面白くないと思う始末。何度も通っているので飽きつつあるのかもしれない。旅行の計画を立てていると、函館のSLがわずか10分の接続と知った。ハナから乗るつもりはなかったが、森のいかめしを気にしてるうちに乗りたくなった。そうすると函館まで朝食を我慢する必要がなくなったので、ワゴン販売の弁当を食べた。湾の向こうに函館の町が見えたと思ったら、眠ってしまいあっという間に函館だった。特急だと移動した感じが薄い。
 結局、すぐSLには乗り換えず、森まで特急で行ってSLで戻ってくることにした。3時間近く待ち時間ができたのでSLの指定と帰りの寝台特急を押さえようとしたら、寝台特急が満席だったのは痛かった。予定を立てないとこういうことがある。で、この先にやりたいことをピックアップして予定を組んだ。レンタカーや宿を手配したりした。するとSLの優先順位は低くて、指定を取ったのを少し後悔した。
 まだ時間があったので腹は減ってないのに朝市でウニイクラ丼を頼んだ。青森と同じ値段にも関わらず量が多くておいしかった。オプションでついてきたホタテの稚貝の味噌汁が絶品だった。店員のおばさんと少し雑談すると、函館山の頂上が霧のときは何も見えないらしかった。2年前はSLから函館山に行った。そして函館山にはリベンジしなきゃいけない理由があったが、今回も函館山には縁がないのかもと思った。
 特急で森に行った。特急だと気持ちよく寝てしまった。森に行くのなんて、道中を楽しむしかないのに何しにきたのだか。売店でいかめしをGET!腹はいっぱいだけどそれだけはゆずれない。1325雨の中SL函館大沼号は出発した。2年前と同じように昔の衣装を着た女性アテンダントもいた。乗ってみれば楽しいもんだって思った。それが途中から寝てしまい走り回る子供の大声で起きて腹立たしく思う始末。やけに子供が多いと思ったら保育園のイベントだった。ついてなかった。特急だと35分、SLだと2時間か。
 函館山にかかっていた霧は晴れていた。これはいかなきゃと思った。「東横イン」にチェックインして装備を整えて出発。16時から頂上に陣取ったが、これが寒すぎた。持ってきたタオルを首に巻いた。それでも凄まじく寒く誰も陣取る人もいなかった。我慢しきれず暖かいとこに避難、そこから定期的に場を伺う作戦。日没が18時半に対して、18時に一気に人が集まり始めた。うまく場所を確保。夜景で一番美しいのは日没直後の空が深いブルーになる瞬間。2年前おっさんに場所を奪われた苦い思い出、加えて出来上がった写真はピンぼけばかり。今年こそと燃えていた。1825日没まで5分というのに雨が降り始めた。とことんついてないのか。傘を差すが、風が横殴りで辛かった。でも、傘を持ってるだけ、他の人よりマシだった。いよいよ1850夕立になって撤収。でも、携帯にはしっかりと青い夜景が写っていた。
 もちろん夜は「はこだてビール」。さすがにビールへの感動は薄くなったが、それでも1930と2030のピアノ生演奏は素晴らしかった。今日は連弾だった。脳ミソに直接響く。私はこれだけで充分。
 二度目で感動の薄いことも確かにあるだろうけど、なんだかんだ旅は素晴らしいと心底思う。二度と戻らない時間、いろんなものに感謝しよう。