びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/12/21(日)「旅行②」

 2日目。ルートセッティングに迷いまくった。松坂−伊勢市−鳥羽−津−亀山−多気−新宮。あれっと思った人はかなりの地理好きだ。なぜ鳥羽に行って亀山まで戻っているのか?
 参宮線で鳥羽まで行った。鳥羽の手前でリアス式海岸が見えて、とてもきれいだった。駅は近鉄と共用で、近鉄はさらに半島の奥へと向かい賢島まで繋がっている。折り返して津まで戻ると、やはり近鉄と共用だった。そういえば松坂でも共用だった。つまりこの辺りは近鉄とJRが競合している。なぜか近鉄の方が優勢だ。亀山まで戻ったわけは、津と亀山の間のわずか3駅が未乗だったため。それと、多気からの接続が悪く、時間に余裕があったのだ。かなり無駄なルートになってしまい、待ち時間だらけになってしまった。
 多気からの紀勢本線下りは、最初は半島の付け根を横切る形で山の中を進んだ。これがなかなか風情があった。険しい山にうっすらと霧が出ており、幻想的な雰囲気を醸し出していた。紀勢本線は海沿いを進むために海のイメージがあったが、実際はほとんど山の中だった。リアス式海岸であるために海岸線は複雑に入り組んでおり、三陸海岸と同じイメージ。電車は細かいトンネルを進んでいった。本線のはずなのによくもまあこんなとこに線路通したなあと感心してしまった。そういえば昔は西線と東線に分かれていたよなあ。尾鷲や熊野は入り江にできたとても小さな町だった。陸の孤島と言っても過言ではないだろう。
 17時新宮到着。風がやけに生暖かかった。さすが南国。飛び込みで「ステーションホテル新宮」をGET。パソコンレンタルがあって、こうしてブログを書くことができている。ランシューを履き町にでた。海沿いに行こうと思ったら道に迷った。遠くにうちの業界の工場が見えた。ずいぶん大規模だから驚いた。あんなのあったっけ?熊野速玉大社に行こうと思ったら、また迷った。どうも新宮とは相性が悪い。おかげで新宮城にたどりついた。また城なのか?この城は熊野川に面していたため一周はできなさそうだった。熊野速玉大社は予想通り閉まっていた。続いて行った浮島の森も閉まっていた。夜だから当たり前か。夕食は駅前のすし「十二社」、新宮の名物はめはりすしとなれずし。なれずしは食えない恐れがあるのでめはりすしを朝食用に包んでもらった。さしみ定食とひれ酒をいただく。店長とおばさんに地元の情報について教えてもらった。こんなに暖かいのは異常だそうだ。さっきの工場はK社らしい。熊野大社の本宮は無理にしても那智大社には滝もあるし行ったほうがよいと強く勧められた。時間があれば行きたいのだが、今回は乗り回しが優先。
 今日はたいしたことない旅程だった。けれど、期待していないときほど新鮮な発見があったりする。旅に無駄はない。失敗も成功もすべてが楽しめる。