びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/10/24(水)「偽装」

 赤福の偽装には驚いた。赤福餅は大好物だったのでとても残念である。あの有名ブランドでさえあんなことをやっているのであれば、食品業界自体がそういう体質なんじゃないかと思えてくる。パクリにしか見えない御福餅が売れているらしいが、コメントはもらえないらしい。同じ穴のムジナなのかもしれない。
 ミートホープの社長が逮捕された。消費者が安さを求めていた、の発言はびっくりだったが、よく考えれば奥が深い。世の中は巡り巡っていて、どこかでしわ寄せが来るようになっている。たいていは下っ端の層が我慢させられる。下の層は金銭的にも時間的にも浮上のチャンスすら与えられない。元手さえあれば脱出できるのに。富めるものにはさらにお金が集まる。
 偽装を肯定するつもりはないが、実害があっただろうか?滋賀時代もそうだったのだが、厳格に守らなければいけない規格は、そもそも厳格には決められてなかったりする。法律や線引き自体が正しいとは限らないのだ。時代が違えば、本来捨てなきゃいけなかった餅を再利用したのだから食べ物を有効利用した好例になるのだ。誰かに一方的に責任を押し付けてやいないだろうか?
 もちろん社会の信頼を裏切った罪は大きい。社長に従った現場も同罪だ。誰が悪い?何が悪い?部外者が口出すことではないだろう。でも、そこから何も感じないのはどうかとも思う。人のふり見て我がふりなおせである。