びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/07/02(月)休「京都」

 京都観光第3弾。心の中であいかわらず葛藤。特に金閣寺を見てから妙に納得してたり。あれ以上のスポットってもうないのでは(あれは特殊ケースだろうけどw)。出かけるべきか寝るべきか。迷うときは実行するのみ。実は場所は決めていた。平等院鳳凰堂。10円玉に描かれている建物。独特の形をしており、名前も平等院鳳凰堂と一風変わっている。何かが期待できそう。
 スタートはいつもより遅く12時。京都からJR奈良線宇治駅下車。参道にはお茶屋さんが並んでいて、お茶の香りが旅情もかきたてた。鳳凰堂を見たとき、思ったより大きいことに驚いた。そして、今にも崩れそうだなと思った。どこかアンバランスなのである。機能性を重視するよりは美を追求してるのだろうか。正面は建物と同じくらい大きな池になっていた。全体が借景庭園である。内部は工事中で公開されていなかったが、ミュージアムが併設されていた。それによると、鳳凰堂の真ん中に本尊阿弥陀如来像があり、本尊の真上に円蓋と天蓋がある(どちらも屋根のこと)。1m四方にわたる大きさに、非常に精巧な彫刻と金箔が施されている。円蓋と天蓋を併用しているところは日本でもここだけということから、平等院の特殊性を感じることができた。また、部屋の周りには少し小さい雲中供養菩薩像52躯が飾られている。1つ1つが形が異なっており、おのおのが昔の楽器を持っている。今までいろいろ見てきたが、これほど装飾が凄いのは初めてだ。平安時代の藤原家全盛のときであるから贅沢の限りを尽くしたのかもしれない。因みに金閣寺銀閣寺とのイメージとは異なる。おそらく時代背景や宗派の違いがあるのだろう。
 なかなか見ごたえがあった。やはり百聞は一見に如かずである。明日でお出かけも最後。