びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/07/03(火)休「京都」

 京都観光第4弾。Sに勧められた東寺が気になっていたが、三十三間堂も気になっていたところにdonpaのコメント。あれはギャグではなくて微妙に勧められてるのかw。スタートは11時。
 まずは京都駅で「第一旭」横にあった「新福菜館」へ。全く知らなかったけど、こないだ行ったときに気になった。ラーメン博物館にも出店してたことがあるらしい。つゆは黒く麺も黒かった。しょうゆの辛さが一風変わってる。細切れのチャーシューもしょうゆ味。大量のもやしがはしやすめの役割。とてもおいしかった。大盛にしたので最後は塩辛くてしんどかった。周囲の人は小さなラーメンと黒い焼き飯のコンボ、機会があれば挑戦したい。
 次に三十三間堂七条通りを西へ。南北に長い建物、120mくらいあるらしい。それに因んで三十三間と呼ばれている。何があるのか全然知らなかった。入ってみると廊下は長かった。ここで「スプリンター」がどうなんだろうか、という冗談はすぐに消し飛んだ。等身大で金色の立像が整然と並んぶ姿はまさに圧巻だった。1000体の十一面千手千眼観世音。さらに歩いていくと、1000体の像の前には観音二十八部衆像という千手観音を守る神々が並んでいた。躍動感溢れるすばらしい彫刻たち。さらに歩いていくと極めつけは中央部(つまり60m地点)の巨像。3m30cm。超ド迫力。本当に大きい。なにもかも常識を覆すスケール。仏像の数と大きさに度肝を抜かれぱなしだった。思わず黙ってしまった。
 七条通りを逆に西へ戻り、東本願寺西本願寺を過ぎて、東寺方面に向かった。途中、梅小路蒸気機関車館に目的地変更。ここは知る人ぞ知る鉄道マニアの聖地みたいな場所であるが、私は一度も行ったことがなかった。扇形の機関庫があることで有名。入館するとちょうどSLの出発時刻だった。動いているSLを生で初めて見て大感激!煙がとても新鮮。なんか夢のようだった。まさかSLに乗れるなんて。SLにはトロッコの客車が二輌連結されていた。他のお客さんは子供を連れた人ばっか。みんなもわくわくしてたんだろうな。汽笛を高らかに鳴らし動きはじめた。意外にもバックでびっくり。そのまましばらくの間バック。やがて止まって今度は前進を始めた。ゆっくり。時速20kmくらいだっただろう。がったんがったん揺れた。とても長い時間に思えた。終わってから今度は客車を切り離し、SLだけ転車台に向かった。ターンテーブルである。SLがターンテーブルで回っている。涙、涙である(涙)。ここの売りはSLの試乗ができることであろう。保存されているSLは全部で18輌もあり、機関庫に入った状態で見学できるようになっている。今ではSLなんて過去の遺物かもしれないが、かつて日本の輸送を支えたのは紛れもなくSLであった。その歴史的価値は今でも失われるものではない。人々が夢を乗せて守ろうとしたものがここにはある。大興奮のサイトスポットであった。
 部屋に帰ってもネットには繋げないのでネカフェにいる。あの長い廊下と100m競争を結び付けるとは小山ゆう先生って凄いなって思って「スプリンター」全14巻を読破したら、三十三間堂は出てこなかった(爆)。残念なことに「あ〜る君」は置いてなかった。めっさ気になるなあ。