びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/06/29(金)年休「京都」

 京都観光の第2弾。前々から本命は金閣寺だった。関西出身なのに行ったことはなく。それは一人では出歩かなかったから。大阪人は用がないのに出歩かないのである。
 電車でのアプローチは非常に不便。普通ならバスになるが、歩きたかった。トレーニングも兼ねているからである。携帯サイトの検索では、地下鉄〜阪急〜京福という驚くべきルートが候補。さすがにそれは遣杉だろ。JR京都駅で市内の案内地図を眺めていると、JR山陰線があることに気づいた。乗ったことないしちょうどいい。ホームが端っこってことすら知らなかった。
 円町駅で降りて、北野白梅町までと思ってたら、早速迷ってしまった。気がつけば妙心寺というとこの前に出た。そこはあとで行こうと思ってたんですが(汗)。北野白梅町京福の始発駅であり、青いイズミヤがある。大昔、立命館大の入試で通ったことがあるが、あれから15年以上経つのか。月日の経つのはあっという間である。ここで昼食を取るつもりだった。ガチンコラーメン道の土井氏の店があるという噂を聞いたのだが、1時間探しても見つからず。潰れた?
 北野天満宮平野神社を通過して、西大路を北上して金閣寺を目指した。かなり腹ペコだった。暑くて汗もダラダラ。せっかくだから京都らしいものを食べたいと我慢してトボトボと歩いてたが、結局は金閣寺前の立ち食いうどんのようなうどんになってしまった。
 金閣寺の中を進むと、何か雰囲気が違う。今まで感じたことのない空気、期待感とかじゃなくて神聖な感じ。木々の間から光が漏れる、聴いたことのない人々のざわめき。突然、視界が開けて、言葉を失った。金色に光り輝く寺。まさに光っていた。ピカピカだった。建物全体が眩しかった。ここまで輝いてるとは思わなかった。今まで見てきたものとは明らかに異質。この世のものとは思えないインパクト。寺とか文化とかそういうのではない。これはレベルが違いすぎる。逝くとこまで逝ってしまっている。やばい、やばすぎる。見ることができて本当によかった。
 少し西へ進み竜安寺へ行った。枯山水の庭園で超有名なところ。枯山水とは木や水を使わなくて砂と岩で表現するそうだ。縁側に座ってじっと見る。白砂の中に岩が7箇所。ガイドを盗み聞きすると、後の塀は遠近法で広く見せるために高さが低くなっているのと、光が反射しないために壁に油が塗られている云々。私はこういう庭はぼーっと見るのは好きだけど解釈を理解するのは苦手である。亀がどうとか虎がどうとか言われるけど、目の前の岩の配置や形の意味を考えても、わからないし、わかるはずもないと思っている。現に解釈がいくつも存在するみたいだし、最初から意味なんかなくて、思い思いに楽しめばいいのかなということ。つまり、物質的なものに意味があるのではなくて、個人の認識の問題じゃないだろうか。禅問答ぽいw。
 さらに少し西へ進み仁和寺へ行った。何があるのか知らなかったが、その名前は徒然草で有名。確か中学校の教科書に「仁和寺の法師けんどんなりけるが・・・」って出てきたような気がする。皇室ゆかりの寺でありかなり大規模。門は大きく、五重塔があった。本堂は国宝で、金色のラインが印象的な建物であった。
 このあたりから雨にたたられた。閉園時間の16時が近づき、足も疲れた。退散しようかなと思い、目の前に見える京福御室駅まで歩いたが、京福だと滋賀まで帰るには中途半端。結局、妙心寺を経由してJR山陰線花園駅まで歩いた。妙心寺は北から南に通り抜けれた。この寺、不思議なことに名前を聞いたことない割には物凄く広かった。因みに南門は一番最初に通りかかった場所だったw
 今日は金閣寺を見たおかげですっかり満足してしまった。正直、京都のお寺さんのどこに行っても似たり寄ったりに思えてきた。ここの寺は大きいなと思ったら、同じように大きい寺がゴロゴロ出てくる。○○派の総本山ばかりだし。京都はやめて奈良でもいいかなと思い始めている。それよりももっと飛躍して寺社仏閣じゃない方がいいのかも。