びーの独り言

どこいくの?どっか。

唯脳論

唯脳論

唯脳論

 大学友人Sに紹介されたのだが、題名が衝撃だった。これほどまでに期待させる題名ってあっただろうか。Sと話しをするに「利己的な遺伝子」と「唯脳論」で決まりだね、なんて言ってたが、果たしてどうか?
 これは難しいw。人に内容を説明できるほど理解してないw。途中で突如理解できなくなったりする。文章としてもどうなのか?そういや「脳と魂」でも同じような感じだった。
 とにかく2項対立が同時に存在してる感じなのである。巷によくあるような右脳と左脳って分け方をしてるわけではなく、例えば、視覚と聴覚という分け方をしてたりする。視覚は時間を含まず、聴覚は時間を含む。時間を含むと運動の話になる。次元の異なる視覚と聴覚をいかに結びつけられるか。言語の問題でも、視覚と聴覚が出てくる。我々は文字と読むし、話を聞く。そして、何かを話すときは声を発する、すなわち筋肉を制御する。これらの統合はどうなってるのだろうか?などなど、なんか難しい話がたくさん出てくる。
 読む前後でなんか変わったかというとよくわからない。それは根底に流れるものは他の著書と同じだから。脳が認識する、脳が統合する、脳が全て、ということである。よくわからない部分もあるので、また再チャレンジしたい。