びーの独り言

どこいくの?どっか。

2006/04/10(月)「偽装」

 そろそろ夕飯を食べようかと思ったら1本の電話。ウゲッ!あの厄介な客。データを完全偽装したアレね。一瞬にして絶望の淵へ叩き落された。あの担当は明らかに狂っている。案の定ろくでもない内容。「3σが小さい理由を教えてくれ(3σとはばらつきのこと)・・・。」、元々は偽装したAとBというデータだが、あまりにも完璧に同じにすると問題があるだろうと思って、少し差をつけていたら、そこにツッコミを入れるか?おまけに「改ざんするわけにはいかないし、理由が欲しいんですよ。」、オマエの口から「改ざん」って言葉が出てくること自体がムカツク!「測定誤差です。」って答えると「測定誤差なら統計学的に測定誤差であると証明しろ。」、オマエマジムカツク(怒)。普通、そこまで証明しない。過剰サービスもいいところ。俺が経営者だったら「もっと買ってくれるんだったら理由教えますよ」って答える。サービスは利益に応じてやるべき。これ最近の常識。電話たたき切ったあと上司に即答、「無理です」。けれど、夜遅くまでグーグルで統計学用語を検索してる自分がいた。ばらつきとは一体なにか?適当に回答書を作成した。ただし、間違ってても俺は知らん!もし間違っていてもめたとしても面白そうや(爆)。
 もう一つついでに書いておく。別件に関して先週の打ち合わせで「公式に値を偽装する」ことが決定した。1月に値がおかしいともめた実績のある私は、その打ち合わせからはずされ、あとで結果だけ伝えられた。因みに偽装担当はその1月にもめた奴になった。今日私が測定したデータを奴に送ると、全体が底上げされたデータに加工されていた。私はこう思う、それだったら最初から測らない方がマシ!ここの工場はとことんダメ工場だ。1月にはアイツが悪いと思っていた。けれど、周りもダメだったのか。コンプライアンス室に一歩近づいたな。
 思えば大学時代にバイトしてたときも酷かった。電気屋じゃ店員がウソの商品知識を教えて型落ちのワープロとか売りつけてたし、あるお菓子メーカーでバイトしてたときも検品は不衛生かついい加減だった。結局、世の中って、そういうものばかりで出来てるのかもしれない。運が悪かった人が、牛乳飲んで腹こわしたり、地震で崩れるようなマンションを買ったりするんだろう。それを避けるためには、消費者は少しでも勉強して自己防衛するしかないね。