びーの独り言

どこいくの?どっか。

2005/12/14(水)「希望」

 今朝方、猛烈な腹痛とともに3度トイレに駆け込んだ。身体は完全に冷えていて、ベッドの中で震えていた。朝のラジオ体操ではみんな震えていた。ここは宇都宮より寒いかも。
 戦争は終わってなかった。こともあろうに冬祭りの方に燃え広がった。局地戦が世界大戦へと発展しようとしていた。その最中、私の上司である指揮官が家庭の事情で緊急帰宅。いつ戻ってくるかわからない。金曜日の指示までもらった。これは戦地に私一人だけが残ることを意味していた。トップが私の両肩に手を当てて「お前にかかってるんだぞ。」。震えた。何に震えたっていうと、責任感の重さなんかじゃない。16の金曜日がダメかもしれないってこと。仕事あっての私生活だが、私生活あっての仕事でもある。私生活を犠牲にしても頑張ってこれたのは16の上京を楽しみにしていたから。それが今まさに風前の灯火になろうとしてた。私はどん底にいた。ひたすらどうしたらいいか考えた。ひたすら自分のツキのなさを呪った。考えても無駄だということはわかっていた。けれど考えていた。
 ぽかーんとしたまま時は過ぎた。誰かに相談したかった。でも、誰かに決めてもらうものではないこともわかっていた。自分で決断するのが怖かった。人はどんな状況下においても自分で選択した道を歩んでいる。今ここで行かないという決断を下すとずっと後悔しそうな気がした。
 いつもの誰もいない職場。なんのあてもなかった。仕事が手につかないのに居残っていた。少しでも明日の準備をしようかと始めた矢先、思いがけず上司が帰ってきた。とても嬉しかった。「はよ帰りや」という上司に「それより金曜日なんですけど」って打ち明けると・・・。はたから見てても上司が大変なのはわかった。かなり尊敬している人だし、少しでも役に立てればと思っていた。けれど、私は気持ちにウソはつけなかった。ここで諦めたら、一体何のために働いているのか?
 「16は明日の様子次第だが休んでもいいよ。」ということになった。今回は私のわがままである。しかしとても重要なことでもある。何かを犠牲にしても、決して譲れないものがある。