びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/11/03(土)祝「入院121」

 起床は2時。眠れなくなったので思いきって起きてみた。一つの実験やね。眠けりゃそんとき眠ればいいやの精神。不眠症?ネット依存症?するとやってきた患者のおばさんに話しかけられた。こういう遭遇もあるんやね。他にも暗闇の中、何もせずずっと座ってる男性患者がいた。不気味だった。5時半疲れたので撤収。どうせこの後Tさんと話すだけだし。7時血糖値を聞きにきた看護婦さんに起こされた。
 56.8kgまで減った体重は常食になったおかげか増加に転じた。朝食では以前嫌いだったおかずが出たが、今回は完食だった。完食の原因はいろいろある。ステロイド点滴のせいで間食が禁止されているので、出されたものを食べるしかないこと。またステロイド点滴で食欲が上がっていること。入院前に肥えていた舌も正常になったのかもしれない。昼食も夕食も嫌いだったおかずだったが、完食した。
 もう談話室の行動を記録する必要もなかろう。

虚ろな十字架

虚ろな十字架 (光文社文庫)

虚ろな十字架 (光文社文庫)

 東野圭吾の3冊目。入院用の積読の上から。名前は聞いたことはなかった。
 死刑の是非について考えている。法律は人が人を殺すことを禁じているが、国は死刑を実行し、国は人が構成しているという矛盾。殺人被害者遺族は犯人に強く死刑を望むが、犯人がいつか人間は死ぬものとして死刑を受け入れてしまい、犯人の反省を引き出せない。無期懲役では犯人の反省に関わらず時間が経つだけで罪が許される。真相を明らかにし罪を償うとはどういうことか?
 導入部の伏線がなければ、途中まで普通に淡々と進み、どの辺がミステリーなのかわからなかった。結局また現実離れしたストーリー。人が死ぬ話は基本的に好かん。大体のパターンとして、面識のなさそうな登場人物同士が実は昔知り合いで、口封じのために殺人が連鎖的に起こる、という展開が多すぎる。「カッコウの卵は誰のもの」よりは面白かった。