びーの独り言

どこいくの?どっか。

2017/07/25(火)「告知」

 実家とは10年近くまったく連絡を取っていなかった。しかし、遂に病気のことで連絡を取らなければいけなくなった。今日は朝からずっとそのことが気になっていた。どうやってきりだそうか?どう考えても気まずかった。来週にしようかと思ったが、ここまで来たら早い方がいい。ただありのままを伝えるしかないだろうとの結論に至った。
 21時半過ぎに電話した。母親が出たので父親に代わってもらった。血液の病気になって骨髄移植が必要だと告げた。少し沈黙があったが、何が起きたか理解したようだった。弟の血液検査が必要だと告げた。父親から弟に話してくれることになった。30年近くまともに口を聞いてない弟が私の命運を握っている。なんて巡り合わせか。病気のため尼崎に転勤したことも言った。さすがに来週のどこかで実家に顔を出すことにした。詳しい説明と誠意を見せなきゃいけないだろう。とりあえずは受け入れてもらえそうでホッとした。
 病気により不調や通院が必要になり日常生活に暗い影を落としている。望む望まないに関わらずいつかは誰しも病気になる。だからそういうときのために社会は意外と寛容なのかもしれない。理屈では足手まといでも、生かされ続ける意味があるとするなら、他者に対して見せなければいけないことがあるということだろう。
 あの日から弱い心が顔を出す度にあの人の言葉が浮かんできて、最後に背中を押してくれる。こんなにも誰かの言葉が勇気をくれたことはなかった。感謝しかない。ありがとう。