びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/09/29(日)「ピエリ」

 hyosubeの提案は、偶然にも「幻の湖」の舞台でもあった。うおっと思い、ネカフェで予習した。不覚にもものすごくのめりこんでしまった。「砂の器」「八甲田山」で高い評価を浴びた橋本忍監督が東映映画50周年を記念して作成し、わずか19日で打ち切られた問題作。わけのわからないストーリーとセリフの数々。いろいろな解釈を可能にするので、視聴者に考えることを強制させる。ある意味究極の映画ではないだろうか?それとも人間の先入観を裏切り続けることに挑戦したかったのだろうか?殺意がジョギングしてるうちにスポーツマンシップに転換しているし、戦国時代の出来事に自己を投影するも妙にギャップがあるし、宇宙は意味深のようでちゃちな特撮が現実に引き戻すし。もう突っ込みどころが満載である。これは絶対に名作だ。いつか時代が追いつくに違いない。
 今回の目的は「ピエリ守山」へ行くことだった。ここは今ネットで話題のショッピングモール。2008年開業時には180軒の店舗があったが、今はたったの6軒。ショッピングができないショッピングモールなどと揶揄されていた。昨日の面子を乗せてhyosubeの車で出発。琵琶湖大橋を渡ると、「ピエリ守山」が見えてきた。駐車場は想像通りガラガラ。3060台が収容できるらしいが、停まってるのはわずか50台。1/3が県外ナンバーで同業者だと思われ。百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、ここまでガラガラだと清々しかった。最初から写真を撮りまくりで、上々のスタートだった。おそるおそる中に入ると、意外ににぎやかだった。キッズスペースがあり、多くの子供が遊んでいた。客層も普通の家族連れ。全体的に明るいイメージ。悲壮感は漂ってなかった。奥に入ると、廊下の両側の店は閉まりまくっていて、オレンジ色のネットで封鎖されていたが、それでも建屋自体はとてもおしゃれできれいだった。あちこちにソファーが置いていて、座ったら気持ちよさそう。すごくよさげな感じですが?食料品店があったと思われる何もない一角をうろついたら、巡回の警備員にすごく睨まれた。2Fに上がるとフードコートには「リンガーハット」と豚丼「とうみ」だけ。せっかくだから「とうみ」で豚丼を注文した。窓側の席に座ると、青々とした琵琶湖が展望でき、とても美しかった。豚丼も安くておいしかった。2Fの一角で机と椅子を利用して「カタン」をやった。これはdonpaの提案。前にtamayanとこでやってから10年以上経っていた。あのとき、次はこうしよ、とずっと考えていた。実行にうつしてみたら、勝ってしまった。まさか10年来の懸念事項がクリアになるとは。「ピエリ守山」はネットから受けるイメージとはまったく違って楽しかった。なんでこんなにテナントがいないんだろう?イオンと平和堂に挟み撃ちにされてるとは言え、立地の悪さだけとは思えない何かがあるような?ネットの記事には悪意を感じた。むしろイベントを開催して盛り上げないといけないのではないか?「ピエリ守山」の所有者は変わったみたいだから今後の巻き返しに期待したい。
 今回の遠征は大満足だった。hyosubeが三現主義ですよと言ってたが、禿同だ。旬のスポットには何かがある。こういう遠征だったら、毎週やってもいいな。