びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/07/04(木)「特許」

 今週は特許を書いている。特許は空想の産物だ。やりもしない実験を捏造し、しれっと権利を主張する。ほんとは捏造はいけない。でも、特許だけに集中してたら時間がなんぼあっても足りない。捏造がいいのか悪いのかの解釈は結局曖昧なまま技術担当者の責任に押し付けられている。入社したときは特許は自分で書くものだった。だから捏造もやりたい放題だった。けれど、今は特許を書く時間が惜しいので特許事務所を絡ませるようになった。特許事務所は捏造はダメという立場だ。前回、正直にデータを提出してみたら、とても特許にはとても足りないと言われてしまった。自分でもよくわかっている原則論を強く言われただけだったので、特許事務所のあまりの融通の利かなさにすっかり幻滅してしまった。自分で書く時間がなくて、特許事務所も使えないなら、私は社内で特許ライターを育てるべきだとHさんに主張した。今回私は自分で特許を書いてみることにした。過去の経験から自分で書くのはたいへんだと思っていたが、特許事務所と伝言ゲームを繰り返すなら自分で書いた方がマシだと思った。自分で書いてみると、結構抜けがあったり、論理的につながらないところが出てきて、工夫の余地が多々あった。それなりに時間がかかるかなと思っていたら、一日でなんとか草稿ができた。あとは一晩寝かしてみて、明日どうかってとこだな。新しい本部長は知財に偏重しているが、このデータ捏造問題についてはどう考えてるのだろうか?