びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/10/11(木)「奴隷」

 昼休みに電話がかかってきて、サンプルが届いたと言われた。これは測れという意味なのか?昼は別の人に任せるつもりだったが、今日はいつもの2倍あるとのことだったので、昼間も測定した。選抜理由はどうやらヒマそうな奴を選んだと聞いた。予想通り軽く見られていたことが確定。測定自体は楽勝だった。まるで刺身の上にタンポポを乗せるようなもんだった。ただ、中途半端な姿勢だったので腰が痛くて。ほんとにこれは辛かった。役に立つかどうか怪しいデータを身体を痛めながら測定するわけである。拷問にしか思えなかった。どうせ将軍様お得意の人海戦術。過去2回も必要以上に騒ぐだけ騒いでいた。逆らえば、みんな頑張ってるのにお前は楽するのか、と村八分にされるのが目に見えている。まさに独裁。全然科学的ではなく、ただの根性論。どの視点から見ても、茶番にしか見えなかった。考えれば考えるほど腹立たしかったが、考えることは何の役にも立たなかった。できることは感情を捨てて、目の前のサンプルを片付けるだけだった。そのうち何人かがデータを見にきた。私にとってどうでもいいデータが、一部で注目されてるようだった。こんな科学的裏づけにも乏しいデータを信じるなどもはや宗教以外の何物でもない。夕方からは一人になった。到底終わりそうではなかった。さすがに人をつけようという話になった。将軍様がやってきて笑顔で労わりの言葉を吐いた。後で人づてにも、将軍様が本来ならあいつにやらせるような仕事じゃないと言ってましたよ、と聞いた。普通の人はそんな偉い人が気を使ってくれてありがたいじゃないかとなるのだが、そんな言葉は私にはまったく通用しない。これは奴の常套手段だ。この腰の痛みがすべて。じゃあ最初から選ぶなっていうの。気にかけてるということはわざと選んだに違いない。他の人じゃなく私を選んだ理由を説明してみろよ?その将軍様の慈悲により、祖国のために奉仕する活動は20時で途中終了になった。帰ったのは後片付けやデータ整理が終わった21時だった。明日もまた強制労働が待っている。
 Hさんが待っててくれたのか今日も一緒に帰った。頑張ればなんとか日常業務に支障をきたさない範囲に収められるかと思ったが、そういうレベルじゃなくてまったく見通しが立たないことを伝えておいた。それから騒ぐとHさんが非国民扱いされると。新木場の「どさんこラーメン」。