びーの独り言

どこいくの?どっか。

2009/05/08(金)「講演」

 ネタ探しの一環で霞ヶ関まで行ってとある会に参加した。前々から気になっていた会合で、一年の調査結果について報告するという趣旨。市場調査とか未来予測とかどうやるのだろうかと思っていたら、偉い役員レベルが準備不足なプレゼン、原稿棒読みではなはだ失礼じゃないか。おまけにネットで集まりそうな情報ばかり。あれでいいのだとすれば、普段の自分の調査方法はそんなに間違ってないんだと自信がついた。ゲストとして東大経済学部の伊藤教授が招かれていた。1時間45分も大変だと思ってたら、実にわかりやすい講演。こういうのを聞くのは初めてだった。ひたすら数字を挙げて他所の国と比較したり、過去の出来事と比較していた。もちろん他所の国が一言でいいと言えるわけでもないし、過去の延長が未来ではないのは明らか。この先発展するには内需しかない→貯金はいけない→贈与税を時限立法的にゼロにする→老人が子供にお金を上げる→消費が増える・・・風が吹けば桶屋が儲かるみたいなこんな三段論法がまかり通るのか?貯金は悪?むしろ庶民が気がつかないうちに目減りしていくのだからいいんじゃないの?ねえ、環境とか技術とかそういう概念は無視なわけですか?金を回せば回すほど地球には優しくないですよ?既読の「フラット化する世界」を肯定してたのには驚いた。情報インフラが整備されれば、情報格差がなくなり世界はフラットになる、というメッセージを上下2巻にして長々と書いてある駄作。そんなのすぐわかるし、フラットになればローカライゼーションもあるでしょ?。「今回不況になったけど、バブルの始まるときよりは良くなってるんですよ。新興国で貧困から抜けだした人が大勢いるのです。」、モノは言い様とはこのことで、負け惜しみもいいところだ。こういう話って必勝法がない。戦略を明らかにしたらさらに先を目指そうってする奴が出てくる。煽るのはいいけど、それに乗ったらカモられるでしょ。そんなにいい戦略なら全国民に周知徹底してくださいな。フラット化したら貨幣回せないでしょ?「5年から10年後にインフレが来ます」っていうフレーズだけインパクトがあった。じゃあ茂原にログハウスでも建てるか?
 一緒に参加していた隊長と喫茶店でだべった。その後、大学友人Sに連絡して飲んだ。そのままカラオケでS&Gしばり。泊めてもらった。