びーの独り言

どこいくの?どっか。

2009/01/12(月)祝「旅行③」

 北上−横手−新庄−山形−福島−郡山−黒磯−上野−秋葉原御茶ノ水−東京−千葉みなと。三陸縦貫線を制覇したので、次のネックは北上線奥羽本線だった。ここをクリアすれば、秋田大館フリー切符圏内だけになる。
 北上線は過去に2度乗っている。2年前の夏、初めて18きっぷによる大旅行をしたとき、夜中に通り抜けた。ひなびたローカル線にワクワクしたが、期待していた錦秋湖は全く見えるはずもなかった。昨年の夏、横手に宿泊して通り抜ける計画を立てたが、大曲の花火大会のために横手の宿が取れず、夜中の臨時列車で一ノ関まで行くはめに。今日は3度目の正直だった。北上駅の0番線ホームに2両編成のディーゼルカーが停まっていた。平野部が途切れると雪の残る山間部に突入。電車は川に沿って徐々に高度を上げ始めた。やがて錦秋湖が現れた。川を堰き止めた人造湖。ダムを作る際に線路は10km以上に渡り付け替えられた。だからか現路線は険しい山の中腹に敷かれており、ダムを見下ろす景色がなかなか。この辺りはもう一つ「ほっとゆだ」という温泉でも有名。途中下車は叶わなかったが、駅舎に温泉が湧いている。いずれまた来て見たい。
 横手で2枚組のポスターが目についた。白髪混じりの男性が三味線を弾いてる姿が写っていた。どこかで見覚えがあるような。MBS氏のおじさんだった。GWに弘前に行った際に寄った店。こんなことってあるんだな。首都圏でも貼られるかもしれない。
 横手から奥羽本線を南下した。奥羽本線は福島から山形を通り秋田を結んでいるが、秋田新幹線は盛岡から田沢湖線経由となり、山形新幹線は新庄までしか伸びなかった。そのため新幹線の通らなかった新庄から大曲の区間は「失われた50km」と呼ばれている。この区間を実際に乗ると、思ったより平地が多かった。平地には雪が積もり、遠くには立派な山が見えた。まるで山形あたりの景色と大差なかった。栄えてないのは北に位置してるというだけだろう。
 昨日、大学友人Sと飲む約束をした。阿武隈急行福島交通に乗りたかったが、よく考えると上野着が22時になるので、今回は諦めることにした。仙山線から鈍行で帰ると21時になるが、山形から新幹線で福島に抜けると19時になるので、山形新幹線を体験するという無理矢理な理由をつけて、乗車してみた。山形と福島の間は1時間。料金は2600円。難所である板谷峠を楽しみにしてたのに、うっかり寝てしまったorz。新幹線を降りてから、福島から郡山まで2時間近く満員電車で立ちっぱorz。
 大学友人Sと飲んだ。個人的にいろいろあってから初めての飲み。話せる相手がSくらいしかいない。いつもの「パセラ」へ。悲しくてせつない歌限定。冗談だったのに本当に悲しくもありーの。時間しか解決してくれなさそう。
 今回の旅行は、全国制覇に向けて予定調和みたいな感じが強くて、話題の路線に行ったわけでもなく、インパクト的にはたいしたことがなかった。おまけに寒くて寒くて、電車の中は反対に暖かくて、眠ってばかりいた。旅行ばかり行ってるので感情がついてきてない。作業に近いのかもしれない。チャンスがあるうちに行っといた方がいいと思うんだけどね。