札幌に着いたときは眠すぎた。こんなんで大丈夫か。どういうルートにしようか悩みまくった。つーか寒すぎる。一着だけ長袖入れてて良かった。
札幌−石狩当別−新十津川→滝川−深川−留萌−増毛−深川−旭川。まずは札沼線に向かった。都市近郊路線ながら先端は３往復という非常にアンバランスな路線。実は北海道で一番本数が少なかったりする。元々は留萌本線の石狩沼田駅に接続していたが、とうの昔に廃止になった。繋がっていたのに部分廃止というレアケース。乗ってみて長年の疑問が解けた。札幌からは高架だし客も多かった。途中、大学があった。それを境に田んぼ。石狩当別駅からは先は１両編成。いよいよ田んぼ地獄。ここは本当に北海道なのかというくらい田んぼ。やがて終点の新十津川駅。奈良県十津川村の人が入植したからこの名前になった。噂で聞いていたが、駅の気配を完全に消している。駅にたどりつくことが困難だろう。徒歩５分で町役場。運よくバスがあって函館本線の滝川駅に向かった。距離にしてわずか３ｋｍ。方や大幹線、方や超ローカル線。石狩当別駅より先はそのうち廃止になるんじゃないかな。頑張れってエールを送る気も起こらない。やる気が感じられないもん。
滝川駅から特急で深川駅まで。７００円で２時間待ちをキャンセルした。深川駅から留萌本線。まあ予想はしてたが、非電化単線。これのどこが本線なのか。ローカル線丸出しだった。留萌駅の先は海岸線沿い。いよいよ完全なローカル線になった。終点の増毛駅は本当に終着駅ぽかった。１本だけの線路がふいに途切れる。少し遠くに駅舎があってそばやになっていた。さらに前方は港だった。これより先に道はなさそうだった。
少し早めの１６時で切り上げた。旭川で宿泊。いつもの「東横イン」はＧＥＴできなかった。さすがに夏休みの土曜日に超人気の旭山動物園があっては無理か。でも、あっさりと「グリーンホテル」をＧＥＴできた。しかも、４４００円は安い。さて、夕食だが、私は旭川ラーメンが大好き。魚介類のだしが気に入ってる。「青葉」という人気店に行った。確かにおいしいが、私の想像の味とは違った。食べ物は食べてみるまでわからないなあ。これもまた旅の面白さ。
