よくわかる！環境計量士試験 濃度関係

よくわかる! 環境計量士試験 濃度関係 (国家・資格シリーズ 109)

　公害防止管理者の失敗があったので２冊やろうと決めていた。本屋に行くと昔に比べれば関連書籍は増えたもののそれでも充実しているとはいいがたい。この本への期待は普通レベルだった。会社からの金銭的補助があるので買わなきゃもったいないって程度。敢えて挙げるなら、危険物のときの著者と同じ。あんとき受かったから縁起がいいかなと思ったわけで。
　内容は、系統的にまとめている部分と問題から構成されていた。問題数は決して多いとは言えない。過去問が混ざっているようだが、全てが過去問と言うわけではなさそう。まとめの部分は少し強引なのでわかりにくい場所が多い。元々、試験範囲を１冊の本で解説することが無謀なのかもしれない。でも、わかっている人にとってはなかなか使いやすそうな雰囲気。
　よい本を手に入れることはもちろんだが、こまめに時間を作ってひたすら過去問を解いて、わからなければわかるまで調べあげることが大切。実力がつくとみるみるうちに正答率がよくなって、どんどん楽しくなってくる。