びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/01/06(日)「旅行⑤」

 久留米−日田−豊後森−大分−宇佐−下関−南岩国−岩国−広島−岡山。久留米から九大本線。一番の期待は豊後森だった。ここには扇形の機関庫がある。あの梅小路と同じ形。全国的に非常に珍しいそうだ。確か夏に旭川でも見たような気がする。元々のきっかけはHP「山さ行がねが」のリンクから偶然にHP「九州ヘリテージ」にたどりついたことだった。そこに掲載されていた写真と文章が圧巻で、一度訪れてみたいと思うようになった。豊後森に到着。降りてからすぐに私一人。それらしき建物が遠くに見える。全然目立たないんだけど。この物件、あまり知られてないのでは?駅員さんに場所を確認。線路沿いを歩いた。誰もいない。一昔前の店が並ぶ。右に曲がると踏み切り。渡ると空き地。左方に巨大な機関庫。この機関庫は廃墟になっている。誰もいない。完全に私一人。直径50m以上あるだろうか。美しくインパクトのある作り。だが、線路ははずされ、窓ガラスは割れまくっていた。手前にある転車台はさびまくり、草がぼうぼう。草には霜が降りていて、歩くとシャリシャリと音を立てた。機関庫の立ち入り禁止のロープをまたぎ周りをくまなく探索。戦中の機銃掃射跡、数名が命を落としたという。かつてこの施設は人々の交通を支え、荷物、身体のみならずさまざまな想いを運んでいた。最盛期には20台以上のSLを格納し、200名以上の職員が住んでいたようだ。しかし、モータリゼーションの流れの中で乗客は激減。電車の登場により完全に役目を終えた。過去の人たちに対する敬意の念と、せつないものを感じずにはいられなかった。
 九大本線は由布院を経由。NHKの朝の連ドラ「風のハルカ」の舞台になった町。遠くには由布岳が見えてた。有名なだけあってインパクトのある形をしていた。いつか黒川温泉と合わせてゆっくりと温泉巡りしてみたい。
 大分に到着してあとは帰るだけ。日豊本線を北上して全線制覇。門司港の駅舎を見たかったが、帰り着けるかどうか心配だったのでスルー。下関で「ふくめし」購入。ひたすら山陽本線を東へ。岩国手前で電車がストップ。「大竹駅構内で貨物列車が脱線しました。」、うげっ。ありえないハプニング。家路を急いでるときに限ってこれか。ま、心配してもどうすることもできないのだが。南岩国で先行列車に追いつき、岩国で糸崎行きに乗ったと思ったら広島で降ろされ。広島でギリギリ最終の岡山行きに間に合った。岡山到着は24時を回っていた。「東横イン」へ。シンデレラなんとかというイベントで2000円割り引いてくれた。24時を越えたからだろうか?