びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/07/16(月)祝「ボート」

 かれこれ2年ぶりになるだろうか。8時半に寮のエントランス集合。10人以上いる。もうボート部が復活することはないと思ってたので感慨深いものがある。車3台に別れて、戸田へGO!首都高から見る景色は、雲が多かったものの、台風一過のために空気が澄んでおり、遠く富士山まで見渡せそうな雰囲気だった。次々と現れる懐かしい景色。いつまでもこういうことしてるのも正直どうなんだろうかと思わなくもないが、身体を動かすことはいいことだし、いろんな新しい人に出会えるのも楽しみだった。
 ボートの魅力は個々の力を結集させるところだろう。技術的には、腹筋、背筋、腕の力、足の蹴りとほぼ全身を駆使。瞬発力を持続させるという拷問にも似た過酷さがある。4人乗りであれば、しんどくても休むことができない。逆に4人が揃っているととても快感である。見た目は地味であるが、やってみてこれほど面白いスポーツはない。
 私と遊んでくれた上の代の人たちは去って、気がつけば同期の元キャプテンと2人になった。その代わり元気のいい若い人たちが騒いでいる。私は暖かく見守る立場になった。戸田の何かが変わったわけではない。照りつける日差しを感じるとまたシーズンが始まるんだなと思った。
 靴を取り出しジョギング。ボートを始めた当時こうなるとは思わなかった。ちょっとした小指の先みたいな出来事で人の運命って変わってしまうのかもしれない。代表に選ばれたのでジョグを始めた。それが今は日課みたいになっているから不思議だ。
 予想通り予想以上に漕げなかった。そりゃ全く鍛えてないからね。そんなに鍛える必要もないし、腰をやっちゃう危険性があるし、無理をするつもりもない。その代償として腕も足も腹筋も全てだるい。やはり一筋縄ではいかない。とにかくフォームだけ気をつけた。そしてフラフラになった。
 練習が終わって恒例の「国谷」でだべった。新しい人たちと食べるのは不思議な感覚だ。かつて自分にもそういう時期があったんだなと思った。あのときの私はあまりたいしたことに捕らえてなかったんだけど、今思えばすごく大事な時間を過ごしていたんだなと思う。きっと今の瞬間だって大事なときなんだろう。
 寮に戻ってきてキャプテンと2人で飲んだ。千葉に戻ってきて初めて飲んだ。別に特別なことしなくてもあいつとはそのうち飲むことはわかっていた。年とってお互いに丸くなったというか長いつきあいで似た考えになってきたというか。同じ世代というのは同じようなことを考えているんだな。また一緒に働くことになったのも何かの縁だ。お互いに頑張っていこうやないか。