びーの独り言

どこいくの?どっか。

ロング・テール

ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略

ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略

 偶然見つけた地元の本屋で偶然見つけた。ロング・テールという概念は「ウェブ進化論」の中で初めて知って、少し気になっていた。今回の著者はその名づけ親であった。元々は「ワイアード」の編集者、どうやらアメリカ人ヲタのようだ。
 今まで商品を売るために誰もがヒットを狙っていた。しかし、インターネットの出現により、誰も見向きもしなかった商品が日の目を見るようになってきた。これらはなかなか入手することが困難だったが、グーグルの検索で容易に見つかるようになったし、デジタル化により在庫料がかからなくなった。あまり売れないけど、数が莫大。総和にして無視できない勢力。これをロング・テールと呼ぶ。インターネット時代の新しい特徴である。これから個人は好きなことをできるようになる。その代わり自発的行動が求められる。
 この本は安心して読める。内容は平易な言葉で書かれている。インターネットに馴染みがあるなら、直感的にもわかりやすい。ロング・テールに関して、あらゆる角度から分析されていて、データが豊富で説得力がある。新しい時代の幕開けを告げる歴史的名著なのかもしれない。ちょっと言いすぎかなw。