びーの独り言

どこいくの?どっか。

2006/11/26(日)「つくばマラソン」

 朝6時起床。マラソン当日に会場が近いのは便利だ。ジャージに着替えて、いつもより多い朝飯を頬張る。土浦駅からシャトルバスで会場まで。エントリーを済ませ、荷物を預ける。8時にMBのMさんと合流。
 今回のマラソン参加理由は、MBS氏に「MBのメンバーもたくさん来ますよ」と誘われたため。フルはいずれやりたいと思っていたが、単独参加はちょっとなあって感じだった。半分勢いで申し込んだのだが、体重は昨年の10kg増のままだし、2週間前のハーフは2時間切れなかったし、大丈夫なのだろうかと不安感があった。頭痛はするし動悸はあるし。もしかすると、倒れて死んじゃうんじゃないかと思っていた。まあ、倒れたらそれまでの人だったということで。
 フルに出るのは2回目。2年前HBで参加した河口湖は、27kmで足が止まり、15kmウォーク。38kmの関門が通過できず。最後まで歩ききって約5時間半。事前に後輩Gからアドバイスをもらっていたが、身をもって失敗を体験するはめに。おかげで何をすればいいかというのが感覚でわかっていた。今回は事前準備をしたつもり。3時間走まではやらなかったけど、20km超の走りこみ。怪我防止のため距離は押さえ気味。朝飯もいっぱい食べた。レース中に口にできる甘いものも用意した。目標は生きて帰って来ること・・・ではなく、歩かないこと。前半はできるだけ体力を温存して後半勝負。
 MBの参加者は、フルが、快足Hさん、脅威の60歳Sさん、大阪のMさん、福岡から帰ってきたKさん(別行動でMBS氏や松戸のUさん)、10kmが代表Mさん、明るいSさん、松戸のSさん、長身Tさん。それと初体面の東京国際に出場したOさん。同じく初体面のM&Kさんや松戸のKさん。う〜、他にもいらっしゃったみたいだけど、新しい人とか全然わかんないよ〜。昨年の忘年会以来11ヶ月ぶり。懐かしく、それでいて新鮮。
 スタート地点にはたくさんの人がいた。号砲から5分たってもスタートを過ぎることができなかった。放送で「スタートから5分経過しました。先頭は1.5キロ地点を通過しました」(爆)。事前にコースは平坦だと聞いていたとおり、起伏はほとんどなかった。ただ、狭すぎてあちこちで渋滞。転んでる人も何人かいた。あまり気持ちよくはなかったが、ムキにならず流れに従った。2kmで14分、5kmで33分。給水ポイントでは必ず水を飲んだ。バナナも食べた。持参した板チョコも食べた。
 折り返しで2時間21分。ずいぶんと遅い印象だ。この頃になると歩く人が多くなった。私は逆に少しスピードを上げた。正直、抜いていくのが気持ちよかった。トラウマだった27kmも通過し、30kmすぎまでは快調だった。ある地点から、急に寒気がしてブルブルと来た。ついにスタミナ切れか?すぐに足は止まらなかったが、だんだんと残りの距離が長く思えてきた。この辺りになると計算が入ってくる。35kmだと残り7km。キロ6分として42分、まだそんなにあるんか!42.195kmの2.195kmがめっさ余計!
 それを見越してか36km地点より先には、応援部隊が待っていた。実は走る前、私にとってプレッシャーだったり。歩いてるかもしれないから、そんな姿は見られたくないと。けど、逆に走ってるところを見せたいなあと思うようになっていた。あと、5kmもあるじゃんって確かにそう思うのだけど、たった5kmでしょみたいな強がり。自分のために走ってるんだけど、応援に応えたいという気持ち。36kmでMさんとOさんを見つけて嬉しかったなあ。
 それでもやっぱしんどかった。私を突き動かしていたのは、せっかくここまで来たし、歩かないでおこう、っていう一心。既に太ももが痛いし、足が自分の足じゃないみたい。でも、それは今までの経験や練習で覚悟してたこと。今までの経験や練習は決して無駄ではなかったと思いたい。タイムとの戦いではなく、自分との戦い。己に勝てるかどうか。この先を見てみたい、自分を超えることは−それが自己満足にすぎなかったとしても−今までの自分を肯定すること。あのとき歩かなかったらなあって後悔して過ごす未来は勘弁だ。チャンスは何度も訪れるわけではない。もっと先へ飛べると信じたい。
 ゴールが近づいてる印象はほとんどなかった。けれど、着実にゴールには近づいてたらしい。残り1kmを切って、急にもうすぐ終わりなんだと思うと、わけがわからず目頭がジーンと来た。走り始めてから3年、普段フルを走りきることは意識はしてなかったが、いつの間にか大きな目標だったのかもしれない。遂に歩くことなく無事にゴール。目標は達成できた。4時間38分59秒。よくもまあ走れたもんだと自画自賛。終わった瞬間に次の目標ができた。今度はどれだけ縮めるか!
 帰りはつくばエキスプレスに初乗車。できて1年経ってないはず。エキスプレスの名の通り、平均時速が早いというイメージ。筑波の周りはほとんど何もなかった。ずんずん進んで行っても何もなかった。流山ってどこだ?柏の葉ってレイソルの本拠地か?北千住あたりになってようやく建物が増えてきたような。そのうち地下に入り、そのまま終点秋葉原へ。都心を通すスペースがあったことが驚き。筑波には本当に何もなかったが、この路線はいずれブレイクするような予感がする。
 東京駅の「天狗」で打ち上げ。永遠のライバルY氏も駆けつけてくれた。さすがY氏だw。やっぱこういう集まりはいいよな。何物にも換えがたいよな。普段の営みとは次元が違うわ。Oさんが「走り始めたきっかけは何ですか?」ってみんなに聞いてきた。そういえば、それって凄く興味ある。苦しいのにわざわざ続ける理由ってなんだろうか。意外にも最近始めた人の方が多くて驚いた。私の場合、白血病疑惑をネタにしているが、健康維持とやっぱMBがあるからだろうね。
 もしかしてあるかなと思っていた三次会は走りとは違う人生の話題にw。いつの間にこういうぶっちゃけトークするようになったんだろうか?こういうトークは大好きだ。もはやうちらって走りだけの関係ではないのかw。類は友を呼ぶw。転職して東京行くのもアリに思えてきた?
 今回、関係各位におきましては非常にお世話になりました。厚く御礼申し上げます。応援をしてくれた人、ありがとうございました。一緒に走った人、お疲れ様でした。読者の皆様にもかっこ悪いこと書けないというプレッシャーをいただきましたw。個人が自分の目標に向かって頑張り、お互いが相手のことを尊重して思いやる、スポーツを通じた集まりってとても素晴らしいです。次回は忘年会。めっさ楽しみにしてます。まだまだ感動を味わいたい。今後ともよろしくお願いします。