びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/04/30(月)祝「萩」

 起床は5時。身体はなんともなくひとまず安心。6時前に出発。駅弁が6時半からなので買えない。軽くセブンイレブンのサンドイッチ。早すぎる弊害だ。
 0613発特急スーパーおき。乗るのは初めて。名前を見ると誰かを思い出してしまうw。非電化区間のエースはぐねぐねした山陰本線を駆け抜ける。カーブでの傾きが大きい。加減速を繰り返す度にモーターがウィーンと鳴る。ガタンゴトンとレールの継ぎ目で音がなる。その度に振動が激しく、不安な気持ちにさせられる。まるで荒い運転の車みたいだ。
 景色は靄のかかった宍道湖から山や田んぼに変わった。時折海が見えることは折り込み済み。まだ季節的に寂しい色をしている。出雲市から先はあまり馴染みはない。名もないような駅をガンガン通過する。停車駅は大田市、温泉津、江津、浜田。特急が止まるからって駅は大きく見えない。昔の港町、町の生い立ちは和歌山と変わらないのかもしれない。
 益田で乗り換え。特急スーパーおき山口線に入ってしまった。非情の60分待ち。鈍行でもよかったのではないかと調べてみたら、鈍行だと4時間も後になっていた。山口線も萩方面も時刻表はすかすかで、これではバスに客を奪われても仕方がないと思われ。
 駅員さんは道行く人に声かけをしていた。駅に薬局がありストッパを買うと、おばさんはとてもペコペコしていた。また駅の売店のおじさんも腰が低かった。益田の人は親切な人が多いのかなあ?
 0931萩へ向けて出発。たらこの2両編成。GWなのに客はほとんどいない。JR大丈夫かと思う反面、これぞローカル線の旅だと思う。未踏の海岸、ひなびた駅、線路の心地よいリズム。いつか通ったときの記憶がうっすらとよみがえり、記憶に新しく上書きされる。
 1043終点東萩到着。明治維新に興味がある私は是非とも萩に来たかった。今回3泊の予定で思い残すことがないよう回る予定にしている。まず観光案内所でパンフを手に入れて、大雑把に作戦を立てた。萩は町が広い。循環バスかレンタサイクルだろう。ラクそうな循環バスを選択。バス停が離れていて歩いてたら見事に迷った。迷ったら目の前に商店街が出てきた。これは怪我の功名。商店街をそのまましばらくまっすぐ歩くと萩博物館だった。
 まずは腹ごしらえ。館内のレストランで長州萩三旬丼というのを頼んだ。ケンサキイカ、ヒラメ、タイがそれぞれ小さな丼になっていた。うまくて驚いた。幸先のよいスタート。
 萩博物館にはボランティアの説明員さんがいてとても好感が持てた。萩の町並みは江戸時代の区割りをそのまま反映していることを知った。これはなかなかすごいことではないか?また藩の財政を立て直した村田清風という人物を知った。確かに長州の財政面って聞かないよなあ。その他にも色々基本的な情報を仕入れた。なかなか居心地のよい博物館だった。
 萩博物館の周りは昔の町並みをよく残していた。その中に高杉晋作木戸孝允の家があった。こんなにご近所だったのか。両方の家ともに広かった。それなりの家だったのだろう。あと菊屋家住宅を見学した。こういうのはだいぶ内容にバラツキがあるよなあ。600円はぼったくりだと思った。
 17時前民宿阿武川へ。民宿に泊まった記憶はほとんどない。おばあさんがやさしいとの評判だったが、想像を越えていた。5畳半の部屋を心配してたが、ベッドがあっても十分な広さだった。
 19時過ぎてから夕食。おばあさんに勧められた「いすず」。前のお客さんがみんなウニ丼定食だったので私も。値段わからずに食べたら3500円だった。相場だとは思うけど、ウニに興味がない私にとってコストパフォーマンス悪いわ。だったら頼むなよ。カウンタートークはすごくよかった。自転車を借りなさいと言われた。
 民宿に戻り風呂に入ってゆっくりした。しんどさが出なかったのでなにより。