- 作者: 小和田泰経
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 新書
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「天空の城」とは間違いなく今話題の竹田城にあやかろうとしている。ヤフーで見かけた記事では、山城であれば雲海上の城になる可能性があるようだ。
江戸時代より前には実戦に有利な山城が主流だった。この本では比較的保存状態のいい50箇所を紹介している。意外とあちこちに遺構が残ってるもんだ。特に天王山の頂上は城跡だったのかと。もしかすると山の頂上で開けているところは元々城があったのかもしれない。記述は城の歴史と構造を説明するスタイル。城の構造の部分は味気なく退屈だったが、歴史の部分はとても興味深かった。
山城を知るにはいい一冊。できれば現地に行ってみたい。