びーの独り言

どこいくの?どっか。

素数の音楽

素数の音楽 (新潮文庫)

素数の音楽 (新潮文庫)

 もう読書はいいかな、と思っていたら、Tさんが貸してくれたこの本が残っていた。文庫の割には分厚かった。
 数学の最大の謎であるリーマン予想を巡る人間ドラマ。ガウスからゲーデルチューリングなど、有名な数学者が軒並み出てくる。まるでサイモン・シンのよう。難しい数式は一切出てこないのになんとなく読めてしまう。こういう上質の本がまだあるなんて。
 読むのには2週間くらいかかった。ミステリー仕立てになってて続きが気になるようになっている。著者はイギリスの数学教授。ぜひ他の著作も読んでみたい。