びーの独り言

どこいくの?どっか。

2015/01/01(木)祝「ミープル」

 2時半におそるおそる入店したサウナはカウンターのおじさんからしてどこか怪しい雰囲気だった。こんな時間にも関わらずガウンを来てる若い男が起きていて、こっちをじーっと見つめてるような気がした。荷物をロッカーに入れて、仮眠室に行くと、薄暗い中にたくさんの二段ベッドがあり、たくさんの人が寝ていた。素性のわからない人たちのいびきや寝息、時折寝返りを打つ音が聞こえた。とても不気味な光景だった。適当にベッドを選んで、音を立てないように細心の注意を払って潜り込んだ。財布を盗まれないように、ズボンの尻ポケットが隠れるように布団をかけた。警戒しながら寝たためか、誰かの物音で反応したのか何度も目が覚めた。
 10時に追い出されるので、8時半に起きた。ひげを剃って、歯を磨いてると、鏡越しに筋肉隆々の若い男がこちらを見てるような気がした。続いて反りこみを入れたやんちゃそうな男が2人近くに来た。目に入る人すべてが不審者に見えた。風呂に入ったところ先客は1人しかいなくてホッとした。9時にさっさとチェックアウト。もう使いたくはないけど、過去に泊まったカプセルもどこもこんな感じだったがら、慣れるしかないのなあ?
 「ミープル」は今日から3日連続24時間開放だった。13時に行くと一番乗り。店長さんとカウンターの中の人が羊に関するコマやカードを引っ張り出してきて写真を撮ろうとしていた。
 そのまま「シープランド」、羊を自分のエリアにいかに多く入れるかを競う。自分が歩いたところが柵になる。軽くてすぐ終わった。二段構えで囲えばいいようだ。
 続いて「ワサビ」、寿司ネタを書いたパネルを並べて、特定の組み合わせを作り点数を競う。ドイツで作られたからか、全体の色使いが原色系でケバいのが印象に残った。5点の組み合わせは狙わない方がいいということで。
 他のお客さんたちと「ストライク」、簡単なサイコロゲー。完璧な運ゲー。ゲームになってない。
 「セブンワンダーズ」、生産カードでどんどん強くなって、最後の第三フェーズで勝利点を稼ぎまくる。カードを1枚取って隣に渡すスタイルはMTGのドラフトみたい。こういうゲームはカードを知らないと難しい。ここぞとばかりいろいろうんちくを語る人いるけど、それを聞かされると興味が失せるんだよなあ。
 で、そっちから離れて、カウンターの中の人、いい人ぽい人、donpaと「アグリコラ」。家を建て、畑を耕し、牧場を建てる。その数などによりポイントがもらえる。前半はじっと我慢。とにかく我慢。常に何かが足りない感じ。後半に稼ぐパターン。こういうおもゲーって初動間違えたら終わりなのに、何やったらいいかわからん場合が多い。とんがってみたら、バランスを取るゲームであえなく死亡。
 「チケットトゥライド」の協力プレイ。「チケットトゥライド」はここでは人気があるみたいだが、私はあまり好きじゃない。単調すぎて間延びする感じ。それなのに協力プレイがなんなのか知りたくてやってしまった。線路をどう敷くより、単にミッションカードの引きがすべてにしか見えない。挙げ句の果て、一緒に組んだフランスの人にあれこれクレームつけられた。他人の批判はご法度だろ?ゲームもさることながら、めっさつまんなかった。
 23時過ぎ頃、donpaも含め帰る人たちがいたので5人で「ラブレター」。カードが上から8クラスに分かれていて、手札として1枚ずつ配られる。自分以外の手札はわからない。トップの姫を除外すれば勝ち。山札がなくなれば、手札のクラスが高い人が勝ち。ほのぼのしてて速効ケリがつくので面白かった。
 夜をあかすメンバーは、店長さん、カウンターの中の人、常連さんとなった。つまんなくなったところで帰ろうかとも思ったが、常連さんに誘われたので。
 「グラスロード」。資材を増やして、アイテムを買って点数を増やす。全員にはまったく同じ15枚の手札が配られる。その中から5枚を選んで、1枚ずつ出してアクションしていく。このとき他のプレイヤーが同じカードを手に持っていると、そのプレイヤーもアクションできる。なるべく相手のカードとバッティングするようにするのが得。アクションを覚えてないから戦法がわからない。この系は何回かやらないとどうにもならないなあ。またかなりあっけなくラストターンになってしまい、どこかもの足りなくもあった。これまた欲求不満系だな。
 「5本のキュウリ」、簡単なカードゲーム。ほとんど自由度がない。配牌がすべて。
 「魔法にかかったみたい」、これまたバッティングゲーム。donpaが絶賛していたが、確かにバランスがいいように思った。
 「花火」、協力ゲー。5色の1〜5が描かれた牌を使う。自分は4つのタイルを持っていて、他人の牌は見れるが自分の牌だけは見れない。1から順に出していき、全部出せたら勝ち。「えんかい」と同じだけど、もっと複雑。みんな公平に盛り上がるし、これは素晴らしかった。
 「ブラフ」、サイコロゲーとベットを上げる2つの要素が組合わさったゲーム。楽しいはずなのだが、すごくあっさりしていた。運ゲーだからかな。
 時計は7時近くを指していたので、ここで帰ることにした。4日に渡りめっさ遊んだ。最後は遊びすぎてしんどかった。もうしばらくいいかなって感じ。大体のゲームのパターンは似かよっているような気がした。人生もまた似たようなものかもしれない。