びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/08/10(水)年休「旅行5」

 2時に目が覚めた。激しい吐き気がした。しかし、本当に真っ暗で便所にたどり着ける自信がなかった。一瞬ビニール袋が頭をよぎったが、なにがなんでもたどりつかないといけない。なんとかたどりついて悪戦苦闘の末に処置した。相当に酔っていた。
 7時、オーナーの朝食の合図で目が覚めた。食欲はなかったが、席についた。すると同室だったライダーが「他に人がいるんだから静かにしてもらわないと。夜中うるさかったので怒鳴ろうかと思った。」と言ってきた。「すみません」と平謝りした。二日酔いだし、クレームも入るし、最悪の気分だった。ランナーさんに「俺うるさくしたそうですみませんでした。ところで何がうるさかったですか。」と言うと「ビニールががさがさして、あと階段をドタドタ降りる音がしたけど、よくあることだよ。」と慰めてもらえた。部屋に戻ると確かにビニールが外に出ていた。0819の稚内行きに間に合うようにオーナーに車で送ってもらった。別れ際にランナーさんの手を握り「頑張ってください」と言った。ものすごくいい人だった。ああいう人みたいになりたい。
 豊富駅に着いたが、稚内に行く気はなかった。なんせしばらく雨が降りそうだったから。雨が降ったら礼文に行く意味がない。天気のことをまったく考えてなかったのは失敗だった。じゃあどうしようかと日程を再設定するだけの元気もなかった。気分がひたすら悪かった。ぼろぼろだった。姿勢を変えるだけで吐き気がきた。ただゆっくりと休みたかった。しかし、豊富駅の上り電車は3時間待ちだった。しょうがなく稚内に向かった。抜海を越えたところで吐いた。稚内に着いたもののまったく何もする気は起こらなかった。ベンチで横になったりしてた。ようやく乗った上り電車でも南稚内を過ぎたところでまた吐いた。もう景色なんてどうでもよくてずっと寝ていた。名寄で乗り換えてからまた吐いた。16時旭川に到着。電話で「東横イン」をGET。その直後強烈な吐き気。トイレまでダッシュ。口の中には嘔吐物がたまっていた。完全にオールドの色だった。
 こんなにも「東横イン」を必要としたことはなかった。久々にだらだらした。だらだらするのがこんなにも気持ちいいなんて。すっかり旅行気分は冷めていた。二日酔いの影響があるとはいえこんなに冷めるなんて。北海道に飽きたというか旅行者と話すのが飽きたというか。虚無感、なにかむなしかった。一体私は何をしたいのだろうか。とにかく感情としては東京に帰りたかった。珍しく「東横イン」のカレーライスを食べた。とにかく普通のものが食べたかった。妙にうまく感じられた。ようやくたまっていた洗濯物を洗った。23時大好きな旭川ラーメンを食べに行った。聞いたこともない「春夏冬」しか開いてなかった。なんとなく旭川っぽい魚介系のスープ。塩辛くて飲み干せなかった。