びーの独り言

どこいくの?どっか。

2009/03/14(土)「帰省①」

 お見合いのため帰省した。通算8回目かな。うまくいくなんて思ってないのだが、何もせんと何も得るものもないので、年も年だし年始に帰省したときにいつもはうるさい親に「関東で」と頼んでおいたのだが、どさくさに紛れて関西だった。あれこれ選べる立場でもないし、条件はすごくよさそうだし、会ってみようかと。けど、日が経つにつれてテンションは下がっていった。一時期の焦りとかそういうのがなくなってきたのだ。寮を出たときは雨が降っていた。暖かくてコートを置いてきて正解だと思った。一日中雨が降るということで京葉線は遅れが出ていた。いきなり遅刻のピンチだったが、少し早めに出たおかげで間に合いそうだった。新幹線で外を見てるといつの間にか雨が止んでいた。ニ三日前にわざわざ母親が電話してきて「向かい合って話すと話に行き詰るから、どこか出かけて歩きながら話すといい」と言われて「アホか」と言って叩き切った。雨なら歩く必要ないなと思っていたが、止んだとなるとどこかに出かけた方がいいかと思いなおした。京都駅に降りたつとめっさ寒くてコートを持ってこなかったことを後悔した。こんな寒いのに外を歩くのか。肝心の相手は、写真どおりのイメージで気さくな感じだった。駅から近い三十三間堂に行くことにした。2年前に行ってインパクトがあったからで面白いんじゃなかろうかと。歩きながらいろいろと話した。可もなく不可もなく。噛みあうようなそうでないような。それよりひたすら寒かった。寒い印象の方が強いなんて・・・。三十三間堂は相変わらず見事な彫り物だらけだった。ここでも板張りの廊下が物凄く冷たかった。お寺が好きだって一応喜んでくれてたみたいだけど、止めときゃよかったかななんて思った。京都駅に戻って、喫茶店でパフェを食べた。会話も途切れがち。突然「近鉄の特急予約しないと」って、なんだか腑に落ちないものを感じつつ、店を出た。JRの改札に差し掛かったところ、「ここでそのまま帰ってもいいですよ」みたいに言われ、今後どうするのかってことがちらっと脳裏をよぎったけど、なんだかどうでもよくなってそのまま別れた。離れてたら続かないって結論出してたのに、また挑戦するなんて自分のアホさ加減にイヤ気がした。これでは、前向きな失敗ではなくて、同じ失敗の繰り返しに過ぎず。へたな鉄砲を的と違う方向に打っても当たらないわ。
 こういう予定だったので、夜も次の日も予定を立ててなかった。3809に電話して新大阪で合流。梅田のヨドバシをうろつき、お初天神の「贔屓屋」で飲んだ。大学入学以来の長い付き合いだが、こうして飲むのは初めて。いろいろ話してるとずいぶん話が噛み合うのに驚いた。こちらがあまりしゃべらなくても話題が尽きないのもちょうどよかった。なんだか冴えない帰省だったが、元は取れたかなと思えた。