びーの独り言

どこいくの?どっか。

2015/10/17(土)「宇都宮」

 こないだ相撲を見に行ったときに宇都宮のFJさんに遭遇した。FJさんはウクレレ奏者で、私は一度渋谷にライブを見に行ったことがある。FJさんは「今度工場の秋祭りで弾くので見にきてください」と言った。工場の秋祭りは私が宇都宮から千葉に引っ越した後に始まった。Fさんから誘われてゆずの曲を30分やったことを強烈に覚えている。しかも次の年も。それ以来工場には行ってなかった。病気がどうなるかわからないこともあるし、久しぶりに工場に行くことにした。
 9時に出発。宇都宮へは新幹線を使った。昔は鈍行を使ってたよなあ。新幹線を使うのは出張の帰りで、外はいつも真っ暗だった。12時宇都宮に到着。工場までのバスがあるかどうか心配だったが、やっぱりほとんどなく、仕方なくタクシーを使った。なんとなく覚えている景色が懐かしかった。1700円かかった。
 正門は静かだった。誰もいないし、祭りの案内もなかった。一番奥には研究所だった白い建物が見えた。そこにカラフルな衣装を来た子供が数人走り回っていて、祭りがありそうなことがわかった。もしかして正門から入っちゃダメだったのかな?昔会場だった空き地には新しい建物が建っていて、どこが会場かわからなかった。旧研究所の建物まで来ると、控え室みたいになっていた。中に入りたかったけど、余計なことはしないでおいた。
 会場にはたくさんの人が集まっていた。奥にはウイングトラックのステージ。右側に机と椅子が並び、左側にうどん、やきそば、ジュース、ビールなどが売られていた。ストラックアウトや射的などのコーナーもあった。昔はこんなに本格的だったっけ?さて知り合いはいるだろうか?キョロキョロしてるとFさんがいた。横には四国から帰ってきたばかりのGさんもいた。とても懐かしかった。落ち着いて見てみるとMさんとKさんがうどんを作っていた。他にもTさん、Sさん、Eさん、女性のKさん、もう懐かしくて仕方がなかった。思ってた以上に来てよかったと思った。FJさんのステージを見たら帰ろうかと思っていたが、ムエタイショーや大道芸などのイベントも楽しくて、結局最後まで残っていた。帰りは「中華トントン」でジャンボびっくり餃子を食べてから帰った。
 宇都宮時代、私は仕事に燃えていた。しかし、新しい土地では友人はできなかった。東京に行けば孤独が癒せると思ったが、実際はそんなことはなく、逆に仕事がおかしくなり始めた。私はそのときに自分が幸せだとか意識したことはなかったけど、今思えばずいぶんいい時代だったと思う。みんなから「今日はやらないの?」とか、Fさんから「来年やろうぜ」と言われて嬉しかった。来年も元気ならやりたいなあ。