びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/01/06(月)年休「旅行10」

 起床は7時だった。珍しくホテルの朝食を食べた。さりげなく地元のものが出てうまかったので、ホテルで食べるのも悪くないなと思った。
 今日は村上を観光するつもりだった。9時前に出発すると吹雪いていた。歩道には雪が積もっていた。誰かが踏んだ跡も雪に覆われようとしていた。そこに新しい踏み跡をつけていった。誰も歩いてる人はおらず、通りすぎる車に同情されてるような気がした。
 おしゃぎり会館は村上大祭の山車などを展示していた。2階の本庄繁長の説明などが素晴らしかった。
 隣は若林家住宅になっていた。ここは武家屋敷だった。靴を脱いだとき、昨日の鶴岡が頭の中を横切ったが、スリッパが用意されていた。畳にスリッパはどうかと思うより、ありがたいと思った。ここも説明がうまくて面白かった。囲炉裏で温めていた玉こんにゃくを食べた。
 さらに隣の方に村上歴史文化館があった。ほとんど展示はなく、イマイチだった。受付のおばちゃんが明るくて、武家屋敷のスリッパには反対意見も多かったことを教えてくれた。
 道を歩いてたら開店前の定食屋に行列ができていた。「ちくに」という印象的な看板がかかっていた。ネットで調べるとラーメン屋のようだった。面白そうだから並んでみた。11時半に開店すると、すぐにテーブルは埋まった。声の高いおばあさんが注文を取りにきた。30分ほどしてラーメンがやってきた。スープはやや濁りがあった。一口飲むと魚臭い気がしたが、二口目からは出会ったことのない不思議な味わい。すっきりとしたうまさではなく、自然ぽくて癖がある感じ。村上だから鮭?麺は驚いたことに軟らかくて腰がなかった。若干玉子風味?このスープと麺が絶妙の組み合わせ。決して空きっ腹ではなかったのだが、これはうまかった。びっくりしたなあ。
 イヨボヤ会館へ行った。イヨボヤとは鮭のことで、ここは鮭の博物館だった。村上には三面川という鮭が遡上する川がある。村上では鮭が貴重な収入源だったが、あるとき鮭が獲れなくなり、乱獲を防止した。江戸時代からそういう施策をしてたのが素晴らしい。ここではガラス越しに川の中を覗くことができる。鮭は見えなかったが、鴨が足をかいていた。
 1507に村上を離れて、長岡に着いたのは1727だった。宿泊は「α-1」。部屋にパソコンがあってとても重宝した。これからホテルもそうなっていくんじゃないかな?居酒屋は太田和彦セレクション「魚仙」。いきなり店頭に太田和彦絶賛みたいな紙が。これは期待できそう。カウンターに座るとフレンドリーな雰囲気。地酒利酒セットに驚いた。5種類をいろんな組み合わせで飲める。「酔法師」「越乃寒梅」「越乃景虎」「越後杜氏」、フリーは「〆張鶴」を選択。「越乃景虎」は「とも家」で教えてもらい、「〆張鶴」は昨日の村上。「越乃寒梅」は名酒と言われるけど、飲むのは初めて。「酔法師」はこの店オリジナルの超辛口。旅行の終わりにふさわしいじゃないか?それから太田和彦絶賛の寒ブリなめろう、超うめー。続いて特製油揚げ、油揚げで鳥肌が立つとは!会津のにしんの山椒漬けもうまかった。ここは何を食べてもうまい。団体のお客さんがはけてから、大将とカウンターのお客さん2人と盛り上がった。この店は、日本酒がおいしくて、料理がおいしくて、カウンタートークも盛り上がる。最高やね。