びーの独り言

どこいくの?どっか。

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

 最近話題の本。著者は85歳のシスター。調子が悪くなったら読もうと思ってたら、今年に入った瞬間に早速gdgdに。
 この本は題名がほとんどである。「神が植えたところで咲きなさい。咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすることなのです。」。肩の荷がスーっと降りるような気がした。乾いた心に水が沁みこむようだった。ここまで効き目のある本は今までなかったのではないか?
 「堪忍のなる堪忍は誰もする。ならぬ堪忍。するが堪忍」。耐えがたきを耐えて、それらを花束として神に捧げる、というくだりも素晴らしかった。我慢すればするほど、神に捧げる花束が増える。つまり、将軍様に怒鳴られたとしても、怒鳴られるほどに、ポイントが貯まるわけである。気持ちなんて工夫次第でなんとかなりそうだよなあ。
 この本は巷のシスターのイメージそのままに書かれている。無償の愛、汝の隣人を愛しなさい。ひたすら前向きなメッセージにポジティブシンキング。世の中そんな綺麗事ばかりじゃないって反論したくなるが、シスターは優しく笑って、大丈夫です、と言ってくれそう。誰でもそう言って欲しい。おそらく人というのはそういう生き物なんだろう。
 1日で読める。2回読んだ。この本に巡りあったのも、そういうタイミングなんだろうなあ。人生に疲れたり、道に迷った人にお薦め。