- 作者: 枡野俊明
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: 単行本
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枡野俊明氏の3冊目。「美しい人をつくる「所作」の基本」の続編であり、セットで買った。
この本には長年求め続けた答えが書かれているような気がする。私の奥底に隠れていた日本人としてのアイデンティティーを思い出させた。
禅宗では一瞬一瞬を大切にする。すべての立ち居ふるまいを修行ととらえ、必要最小限の所作に落としこんでいる。そのような所作は美しく、自分が爽やかな気分になるとともに、周りを爽やかな気分にさせる。
もし、何かうまくいかないことがあれば、直ちに所作をきちんとすればよい。胸を張り、背筋を伸ばし、呼吸を整え、笑顔で、目の前ことだけに集中すればよい。形から入ることで心が落ち着く。
「はたらく」とは「傍を楽にする」ものである。働くことはあなたの心を磨く修行である。目の前の仕事はあなたの仕事であり、今ここでやらなければならないものだ。仕事があることに感謝して、目の前の仕事を片付けることだけに集中すればいい。
何事も準備をすることが大切である。準備をすることで心に余裕が生まれるし、チャンスが来たときにも慌てずに対応することが出来る。
1日で読める。7回読んだ。金言が溢れている。ここには生きる意味が示されている。他の自己啓発本はもういらない。教えを深く心に刻んで、是非とも毎日実践したい一冊だ。