- 作者: 多田将
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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たまにTさんが本を貸してくれる。今回は素粒子物理学の本だった。著者は多田さんと言い、どこかで見たことあるような。
この本は高校生への講義を元にしていた。わかりやすい例え話をふんだんに使っている、と著者は主張していた。実際は、8割は易しくて、2割は突如難しい単語が出てきて迷子になったり。
すごい実験とはスーパーカミオカンデのことであった。つくばからスーパーカミオカンデに向かってニュートリノを打ち込んでいるとのこと。確かにすごい実験かもしれない。素粒子物理学の世界では日本はトップを走っているという。私は基礎科学全般はアメリカやヨーロッパに負けているもんだと思っていた。確かに測定制御の緻密さは日本ならではかもしれない。
素粒子の話は学校で習わないから、知識を補完するのにはいい本だと思う。これからはこういう本がどんどん出てくるのかな?