びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/01/04(水)年休「鹿屋」

 起床は7時。4時に「ウーウー」とサイレンが鳴って叩き起こされた。まさか津波か?目の前は海だからヤバイぞ!「大根占町で火災発生。消防団は直ちに向かうこと」。凄い町だな。これで全員起こすのか?さらに1時間くらい間を開けてサイレンが鳴った。「火災発生は誤報とわかりました」。ずっこけた。町中がずっこけたのではないか?朝食は串間の温泉で買ったオレンジショコラ。オレンジかあ。オレンジは食べられないのがあるんだよなあ。種類わからんし。ちょっとだからいいよね・・・めちゃくちゃうまかった。危ないものほどうまかったりする?ブログを修正後、8時半に出発。
 今日は鹿屋を目指した。鹿屋には志布志からのバスで2回通ったことがある。ここにはかつて大隅線の駅があり、跡地には記念館ができていた。長年の悲願を達成する時がやってきた。
 道の駅を出てから、すぐ目の前は錦江湾だった。海の色は深い青色、遠くには開聞岳のきれいな三角形が見えた。しばらく進むと正面には桜島が見えてきた。頂上付近からは煙が出ていた。桜島を見ると、鹿児島に来たという実感がわく。
 9時、鹿屋市役所。鹿屋市鉄道記念館の案内に導かれて間違って入ってしまった。トイレが一分一秒を争うレベルであったこともある。中は平日の活気があった。男性職員さんが笑顔で近寄ってきたので、トイレの場所を聞いた。館内には仕事初めで市長の訓示が放送されていた。市民がいてもやるのか。
 910、鹿屋市鉄道記念館。ここには廃止された大隅線の展示があった。駅は少し高い位置にあり、駅舎の前には階段があった。駅舎の引戸を開けると、おじさんが出てきた。いろいろと説明してくれて、記念の切符もくれた。
 展示のことは噂で聞いてたが、とても充実していた。外にはホームがあり、キハ20が静体保存されていた。中に入ると機械油の臭いがした。クロスシートも網棚も吸い殻入れも扇風機も、全部懐かしかった。
 そこに鉄道関連の本がたくさんあった。どれも面白そうだったが、特に目を引いたのは宮脇俊三「JR私鉄全線各駅停車」シリーズ10巻で小学館から出版されていた。どうやら全駅が説明されているようだった。この本の存在自体を知らなかった。どこかに売ってないかな?
 最後におじさんに路盤がどこに伸びてたのか聞いてみた。すると、駅舎もレールも後の再現で、路盤の方向も違っていることがわかった。全部当時のままって思っていたorz。本当の駅の場所は隣の市役所だった。1020、出発。
 1025、鹿屋航空基地史料館。鹿屋には海上自衛隊の航空基地がある。屋外にはたくさんの軍用機が展示されていた。コロナのせいで開館時間が細切れになっており、事前予約が必要だった。着いてから電話して、30分後の11時から12時半の見学を予約した。待ち時間の間で展示されてる軍用機の写真を撮りまくった。
 11時に見学開始。海軍飛行部隊の誕生から現代までを説明していた。日清戦争日露戦争、第一次第二次世界大戦が時系列に並べられていた。戦争ごとに有名なエピソードが紹介されていた。やはり神風特攻隊で散華した人たちの写真が壁一面に貼られていた。これは靖国神社や知覧と同じだった。今の日本はこの人たちの犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。
 市丸中将の「ルーズベルトニ与フル書」の内容は衝撃的であった。このような高度な内容をしたためることができるのに戦争で死ななければいけなかったのか?涙が出そうになった。
 1時間半ではとても全部を見ることはできなかった。とても
意義のある訪問だった。このような施設はもっと増えてもいいと思う。
 1240、出発。ラフに大隅線の廃線跡錦江湾に沿った部分を探索した。大隅線は100km近くあり、とても細かく回る気が起きなかった。左手にきれいな海、右手に廃線跡を探しながらの忙しい行軍となった。
 1250、大隅高須駅。公民館横に記念碑が建っていた。ここでまさかの同業者と遭遇。しかも、その人は車ではなかった。どうやって来た?
 13時、荒平駅。海に面していた。海には小さな砂州があり、先端の島に荒平天神があった。岩場を安置されてるロープを伝って上ると、小さな赤い祠があった。
 1325、古江駅古江駅跡記念公園。ホームと駅舎が残っていた。駅舎の中ではお年寄りたちが何やら会議をしていたので、入れなかった。
 1355、垂水駅。垂水鉄道記念公園。動輪が2対置かれていて、説明看板があった。
 1405、荒崎パーキング。海の向こうに見える桜島の写真を撮った。液晶の視認性が悪くてなかなかいい写真が撮れなかった。
 大隅線跡に一旦別れを告げて、桜島を一周することにした。桜島に入る部分はバスを乗り換えたことがあり、見覚えがあった。
 1450、湯之平展望所。桜島の中腹にあり、桜島の頂上付近がよく見えた。錦江湾や対岸の鹿児島市もよく見えた。錦江湾はまるで湖のように全方向に山が見えた。錦江湾姶良カルデラの跡に海水が入り込んだものとのこと。1505、出発。
 進んでいくと自然に桜島フェリーのゲートにたどり着いた。乗ったことあるのでUターンした。桜島をほとんど一周したところで、1535、黒神埋没鳥居。大正時代の噴火で桜島大隅半島と地続きになった。その時に降った灰で神社の鳥居が2/3ほど埋まってしまった。見た目にインパクトがあったが、出落ち感も凄いw。
 桜島から離れて錦江湾沿いに北上した。海潟から国分までの区間大隅線で最後に開業した部分であり、わずか15年で廃止された。元々ここに住む人たちは垂水からフェリーで鹿児島に出るらしく、国分周りだと1時間半も余計にかかるとのこと。しかも、この区間は山がちであり、トンネルと橋梁が連続してたそう。なぜ開業したのだろう?
 16時、牛根麓駐車体。桜島を撮影した。液晶は視認性が悪くてダメだな。次からは有機ELだわ。
 錦江湾に沿って鹿児島市内に入りたかったが、国道10号線はとても渋滞してた。我慢できずに加治木ICから九州道へ入った。1710、桜島SA。おみやげのかるかんを買った。鹿児島ICで下車。
 1735、給油。180円/Lは高かった。
 1750、コインパーキング加治屋町第一。天文館の山之口本通から商店街へ。
 18時「黒福多」。2年ぶり4回目。前回はあまりおいしく感じなかったが、今回はうまさが復活した。昼食を抜いてたのがよかったと思われた。前回は「むじゃき」の白熊の後だったからなあ。
 帰り道でパーキングがどこだったかわからなくなった。迷ってるうちにイルミネーションが美しい公園があった。1905、天文館ミリオネーション。かなり気合いの入ったイベントで、色とりどりのイルミネーションはとても美しかった。
 1920、コインパーキングから出発。330円だった。すぐにコンビニでトイレに行った。
 鹿児島ICから九州道に乗り霧島神宮を目指した。薩摩半島の方は昔にレンタカーで回ったしスルーすることにした。結局、鹿児島市内はタッチ&ゴーだった。第一そろそろ折り返して帰らないとね。20時半、吉松IC。地図を見ると、霧島神宮へはとんでもなく遠回りしていることに気づいた。疲れてた?
 今日は鹿屋を中心に回った。桜島を一周できたのもよかった。本来なら大隅線の探索もちゃんとしたかったところだが、まずは有名な観光地を片付けてから。また来る機会があれば次は是非。