びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/01/22(土)「田楽茶屋」

 明日出かけるので今日はゆっくりするつもりだった。車を会社に置いてるので昼食に困った。近くの店を開拓することにした。
 自転車で東海道の方に行った。東海道はうちからわずか2つ先の道であるにも関わらず、用事もないので車で通り抜ける以外に行くことはなかった。特にうちの家から石部駅区間は車でも通ったことすらなかった(厳密には15年前に一度ジョギングで走っている)。
 東海道沿いには少し古びた家が集まっており、石部宿がそのまま石部の集落を形成していた。宿場町を通る街道は途中で鍵型に変化をつけているケースが多い。そこで敵を渋滞させて狙い打つ目的である。石部も例外ではなく鍵型になっていた。
 その曲がり角に田楽茶屋があった。昔の茶屋を現代風にアレンジした店だった。入ると、大きな机が置いてあり、真ん中がアクリル板で仕切られてカウンターのようになっていた。椅子は太い丸太で作られてて、背もたれはなくて座り心地はよさそうには見えなかった。座敷席もあった。こちらの方が座るのはたいへんそうに見えた。壁には大画面の液晶テレビが掛かっていて、大音量で番組が流れていた。茶屋っぽくないなあ。お客さんはいなかった。おばあさん2人で切り盛りしていた。
 メニューを見ると、焼き田楽とか自然薯料理が並んでいた。おそらく石部宿の名物なのだろう。田楽茶屋と言うのなら田楽を頼むべきだと思いつつ、自然薯の誘惑に勝てなかった。付け合わせが美味しくて、自然薯があんまりというなんとも微妙な感じだった。自然薯って、味がよくわからない。あれば頼んでしまうけど、元々おいしいという感じではないのかもしれない。
 会計の際におばあさんから「ウォークですか」と言われた。おそらく東海道を回っていると思われたのだろう。「引っ越して来たのでいろいろ店を回ってるんです」と答えた。観光客狙いなので、普段使いする感じではないなあ。
 新しい店に行くのは、意外と記憶に残っていたりする。新しい店を開拓していくのも面白いのかもしれない。ネタになるし。