本当は休むはずだったが、12日にYさんから忘年会の誘いを受けた。さすがに、今日休んで来週もというのは目をつけられそうな気がした。今日出社にして、12日を休むことにした。
結局、どういうスタンスで行くかは微妙なままだったが、とりあえず行かなければいけない。行けばなんとかなると信じた。そして平穏を演じるのだ。
こんな時に限ってロッカーで部長に遭遇した。いつも機嫌の悪い顔をしてるのに、満面笑みで新年の挨拶を受けた。「今日休みじゃなかった？」「用事が来週になったので」とこちらも満面笑みを返したが、内心は穏やかではなかった。
Mさんが座ってる後ろを何も言わずに通り過ぎると、その奥にいたAさんが新年の挨拶をくれた。そのまま昨日から転職して入社してきた人を紹介してくれた。高齢化職場に似つかわない若い女性だった。当たり障りのない挨拶をしたけど、おそらく私の顔には隠しきれない影があっただろう。
Uクンとの関係によっては今後のやりやすさが雲泥の差だと思っていたが、Uクンは私の下の方が居心地がいいように見えた。よく考えれば、MさんもNさんもアウトプットしないんだから当然のようにも思えた。
会社に来てわかったが、量産テストが明日になっていた。今日来たのは正解だったようだ。午後からMさん主催の段取りの打ち合わせがあった。Mさんから質問を受けてぐちゃぐちゃになったところに、突然部長が乗り込んできた。そっからは部長が仕切り始めてより混沌となった。部長はいつもの通り機嫌が悪かったが、その中にわずかだが私への助け舟を出しているようにも見えた。部長なりの配慮なのかもしれないが、それもなんかズレてるんだけどなあ。
蓋を開けてみれば、そんなに心配したようなことにはならなかった。一番変わったのは、私が部長やMさんの言うことを真に受けずどうでもいいと思えるようになったことだろう。
