びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/11/28(日)「小ネタ」

 2日連続でどこにも出かけないというのは人生をスポイルしているように思えた。軽く近所の気になっているものを見に行くことにした。
 最初は野洲川の足跡化石。こないだの琵琶湖博物館によれば、野洲川には200万年前のアケボノゾウの足跡がみつかっているとのこと。岩根のイオンタウンに車を停めて、新生橋の下の河川敷まで歩いた。こんなとこ誰もいないだろうと思ったら、車を乗り入れてバーベキューをしてる若者たちがいた。おっさん独りでうろうろしてて、ずいぶん怪しかっただろう。目指す地層は一目見て対岸にあることがわかった。第一発見者はよくこんなん見つけたなという感じだった。新生橋を渡り、橋の上から地層を見た。窪みがいくつかあり、足跡のように思えた。ただ、そこにたどり着くには結構骨が折れそうだった。私が行ったところで、どれが化石なのか自力ではわからないだろう。地層らしきものを確認できたことで満足だった。これ以上進むのは止めた。
 2つ目は美し松。地面から何本も分岐する珍しい形の松だった。葛飾北斎歌川広重東海道五十三次の石部宿でも描かれている。後輩Kによれば、この松は劣勢遺伝であり、近年その数を減らしているらしかった。美し松は東海道よりも少し奥に入った山に生えていた。下草は綺麗に手入れされていて、そこに美し松が生えていた。珍しい形かもしれないが、それがどうしたという感じだった。昔はこれが石部宿の名物だったとはにわか信じられなかった。昔の人は植物が身近かだったのかな?
 3つ目は横田の渡しの常夜灯。東海道には13の渡しがあり、架橋を禁じられていた。野洲川の横田の渡しには常夜灯が置かれており、夜でも光っていた。野洲川三雲駅側からアプローチすると、道の傍らに常夜灯が一瞬見えた。車を停める場所がなくてスルーした。対岸にもっと大きな常夜灯が見えたので行ってみた。そっちはちょっとした公園みたいになっていた。常夜灯は石で出来ていて大きくて立派なものだった。野洲川の幅は狭く、昔とは流れが違うのだろうか?
 4つ目は北条時頼の宝篋印塔(ほうきょういんとう)。会社の近くに看板が出ていた。昔そんな看板はなかった。こないだ会社の人が行ったと言っていた。看板の方に行くとすぐのとこに神社があった。知らんかった。そこに車を停めて歩いた。田んぼの畦道に突き当たり、左手の空き地が怪しかったが、女性2人がバーベキューの準備なのか刈払い作業していた。おっさんが独りでうろうろしてるのは気まずくて、そのまま断念。今度会社の人に場所を聞いてみよう。
 5つ目は磨崖仏。通勤時に看板が出てるのが気になっていた。行ってみると、狭い一車線の生活道路となった。左への看板があったが、車は入れず、停める場所もなかった。そのまま断念。山の中腹にある十二坊温泉からアプローチするのが正解かな?
 長年気になっていたことのいくつかが解決した。それを知ったところで大したことはないけど、会社での話のネタになるという意味で有意義だった。