びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/10/03(日)「琵琶湖博物館」

 今日は滋賀県立琵琶湖博物館に行った。滋賀で一番行きたい場所だった。昨日行こうとしたら、予約制になっていて午前は埋まっていたので、今日に延期した。
 9時半、出発。琵琶湖博物館草津の琵琶湖に突き出した烏丸半島にあった。琵琶湖まで行くのは結構道が複雑だというイメージがあった。そして、その通りに途中からルートがわからなくなり、訳のわからない小さな道を迷いまくった。俺って実は方向音痴?
 10時半前に到着。予約は11時からだった。半島全体が公園になっていて、あざやかな緑の原っぱの奥に琵琶湖が見えた。湖面は水色でどこか海とは違った独特の色のように感じた。対岸の山や市街地が大きく見えて、まるで関門海峡のようだと思った。大きな景色を見ていると、日常の小さなことが、ちっぽけに思えた。
 入口に向かうと「予約をしていないと入れません」と書かれていた。当日に入れる気はまったくなさそうに見えた。それなのに11時にはなってなくても入場できた。まるで国立博物館ではないかと思うほど、案内の人が立っていた。
 まずは特別展の「湖国の食事」。食事の話は、実物があるわけでもないので、あまり興味はないのだが、一応滋賀に住む限りには知識として入れておこうかと。メインは当然鮒寿司鮒寿司は食べたことないし、今後も食べる気はなかった。他に美味しんぼにしか出てこなさそうな細かい郷土料理がたくさん紹介されていた。おそらく食べる機会はないだろう。滋賀の食べ物というアンケートでは、1位鮒寿司、2位近江牛で、結局イメージ通りかと。
 12時、全面ガラス張りで琵琶湖が見えるレストラン。近江牛とじ丼を食べた。普通のメニューの倍額だったが、この手のものとしては珍しく牛の味がちゃんとして、めっさうまかった。大満足だった。
 最初の展示室Aでは、琵琶湖の成り立ちについて説明していた。大昔の琵琶湖は伊賀上野辺りにあり、次に甲賀になり、堅田になり、今の形になったとのこと。通常湖は流入する河川により、砂が堆積して消滅するのだが、琵琶湖は世界でも珍しい古代からある湖であるとのこと。湖西の山と琵琶湖の境に断層があって、琵琶湖はずっと沈み込んでいるらしい。
 湖南市野洲川には湖の浅瀬だった頃の断層があって、大昔の生物や植物の化石や、像や鹿の足跡があるとのこと。近所だし、見に行きたくなった。
 三方五湖の一つの水月湖について紹介していた。この湖は河川の流入がなく、湖の底の堆積物が1年ごとに年輪のようになっているそうである。これを年縞という。水月湖の年縞は実に7万年前まで遡ることができ、地質的年代決定の事実上の世界標準となった。年縞博物館があるとのことなので、いつか行ってみたい。
 展示室Bは縄文時代とかの話しで、いろんなとこで見てきたのとあまり変わらなかった。
 展示室Cでは、現在の生物や植物の標本が山ほど出て来て、全部見る前にタイムアップ。まだまだ展示は残っていた。水族館も野外展示もあったのに。巨大過ぎてとても一日では回りきれなかった。さすが日本一の湖だけある。
 帰り道はほぼ一本道だった。なぜ行きにあんだけ迷ったのだろう?
 琵琶湖を中心とした生態系の説明は、他見には見られなくて大いに興味をそそられた。今日は半分しか回れなかったけど、また別の特別展をやる時にでも行こうと思う。