びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/09/24(金)祝「MIHO MUSIUM」

 今日は年休だった。車が来たので、車でしかできない用事を済ませたいところだったが、遊べるのは今のうちだけと思い直し、無理矢理出かけることにした。平日を生かしてMIHO MUSEUMにしようとしたら予約制だった。諦めそうになったが、強引に12時入場で予約した。
 10時半に出発。途中旧国道1号線沿いのガソリンスタンドでセルフ給油した。150円台とはだいぶ高くなったものだ。iDが使えたのが新鮮だった。
 MIHO MUSEUM信楽のとんでもない山奥にあった。昨日の三雲トンネルを通り、天理スタミナラーメンの交差点を右に曲がると信楽までは一直線だった。新名神と交わるところで、右折して新名神に沿って走った。右折する車など他になかった。「この先通行止め」の看板があり、ヒヤヒヤした。MIHO MUSEUMの看板が出てきた時はホッとした。道が通行止めになったところで左折。完全な山道となり、ぐねぐねと曲がりまくった。
 MIHO MUSEUMに到着。雰囲気が清潔感に溢れていた。MIHO MUSEUMは宗教法人と関係がある美術館であり、フォトジェニックな施設として評判だった。平日にも関わらず駐車場は満杯に見えた。近くの建物に入り、受付に行った。受付の女性はとてもピシッとした身なりをしていて、とても上品に見えた。印刷したチケットを見せると、美術館への行き方を案内された。美術館へは徒歩で10分、または巡回しているカートに乗ることができた。徒歩を選択、行く手にはトンネルが見えていた。
 トンネルの壁はすべてSUSで覆われていた。こんなトンネル見たことなかった。数mおきに間接照明が設置されて、暗闇の中にやわらかい光を放っていた。非現実的で幻想的な空間だった。
 トンネルを出ると斜方橋になっており、複数のワイヤーで橋を支えていた。前から女性2人組が歩いてきて、一人がトンネルの前でポーズを取り、もう一人が写真を撮っていた。
 橋の先には美術館があった。美術館の前でも女性がポーズを撮っていて、本格的な撮影をしていた。
 12時前に受付でチケットを見せて入館した。ここの受付の人もさっきと同じきちんとした身なりをしていた。廊下からはガラス越しに信楽の山々が見渡せた。緑あふれる山の中からは2つの建物が頭を出していた。もしかすると、宗教法人と関係のある建物かもしれない。この景色は足立美術館の庭園を彷彿とさせるものだった。
 まずは喫茶店でランチ。有機野菜を使ったもので、高かったけども、とても美味しかった。
 特別展から見た。「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」、すべての絵に解説がついていて親切だと思った。室町時代からの日本の絵画の変遷を説明していた。いつも思うのだが、各時代の特徴が掴みにくい。一度まとめて勉強する必要があるのかもしれない。
 ここでマスクのひもが切れた。ずっとマスクを手で押さえながら観賞することになった。スペアを持っておく必要性を痛感した。
 常設展は、西アジア、南アジア、中国などの出土品を展示。数は少ないものの選りすぐりの技巧を凝らしたものばかりだった。残念なのは個々の詳しい説明がついてなかったこと。また全体の説明はあったけど、わかりにくくて頭が混乱した。なぜアジアに着目してたのかはわからないが、もしかしたらここの宗教の出自と関係があるのかもしれない。
 14時過ぎに撤収。MIHO MUSEUMはフォトジェニックではあったものの、美術館としてはあっさりしていた印象。全体的にとてもきれいに清掃が行き届いており、職員の接客や建物も展示もすべてが完璧に思えた。高級感あふれる贅沢な場所であり、どこか妙な緊張感があり、背筋が伸びるようだった。
 時間が余ったので、信楽滋賀県立陶芸の森に行くことにした。ジャパンがあったのでマスクを買った。
 陶芸の森の中にある陶芸館に行った。ここは丘の上にあり、信楽を一望できた。ここは15年前にFさん夫妻と来たような気がする。信楽と言えばここの印象が強かった。企画展では、5人の作家の動物をモチーフにした作品を展示していた。最初に出てきたウサギがかっこよくて衝撃的だった。動物の中に自分を投影して、メッセージを載せるスタイルとのこと。
 陶芸の森の中の信楽産業展示館へ。たくさんの陶器が並べられていた。店で花瓶を買った。
 16時半、帰路についた。天理スタミナラーメンは開いてなかった。途中で昨日見つけられなかった15年前に住んでたアパートを見つけた。自分が思っていた
駐車場の配置と異なるのに戸惑った。
 水口のアヤハディオに寄り道。今まで車がなかったので、ホームセンターに行くことができなかった。合鍵を2本作り、45Lの足踏み式のゴミ箱を2つ、自動車のルームミラー、ガラスクリーナーを買った。今後、自動車関連のグッズが増えるだろう。
 15年ぶりに水口のサイゼリヤに寄った。辛かった思い出しかよみがえってこなかった。
 家に帰り、花瓶に昨日の花を生けた。かなりいい感じだった。
 今日は強引なオペレーションだったが、うまくまとめることができた。暗いことを考えるヒマがあるなら、楽しいことで上書きしたい。