びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/07/01(木)「謝罪」

 夜中に気持ち悪くて目が覚めた。頭がおかしくなりそうだった。実は連日のダメージが蓄積してたのかもしれない。冷や汗がダラダラ出て吐き気がした。トイレに行ったら、物凄く腹を下していた。なんか変だ。これは食あたりでは?昨晩景気付けに食べたしゃぶしゃぶが良くなかったらしい。生肉は禁止されているので、下痢以外の症状が出るのが怖かった。脱水症状がイヤだったので紙コップで水を飲んだ。そのまま布団に戻った。
 今日は午前中で切り上げて帰ろうと思った。なぜか装置が壊れた件について別室で四者会談することになった。使えないお姉さんが召集したらしく、スタートから訳のわからないことを言い出した。「何が言いたいんですか」と問いただすと、すぐに新部長が仕切りだした。具体的な対策について、私がまとめた内容を説明した。
 そしたら、急に菱沼さんが言いたいことがあると立ち上がった。また訳のわからないことを口走るのかと思ったら、謝罪の言葉だった。こいつ謝ることができない病気だと思っていたのに、自分の予想が外れたことが残念だった。またすぐに誰かの入れ知恵だと思った。たった2日前に廊下で「腰抜けえええ」と絶叫した奴が取る行動とはとても思えなかった。使えないお姉さんと連携している可能性が高いと思った。
 それにしても、暴言を吐いて悪態をついた挙げ句に、謝罪されたところでどうでもよかった。菱沼さんが本当の意味で反省しているとは思えなかった。謝罪とは、できるだけ早くやればやるほど効果があり、具体的な再発防止策とセットである。そして一番大事なのは、被害者の感情を逆撫でしないで、許されるまで謝り続けることである。菱沼さんにはそのすべてが欠けている。
 私は言葉など信用していない。言葉なんて信じても大体ろくなことがない。口ばっかりで手が動いてない奴なんてごまんといる。甘言を弄する奴には注意だ。世の中にはそんなうまい話など転がっていない。その人が信用に値するかどうかは、その人の行動と周りの評判を聞けば充分判断できる。
 午前中はほぼ無駄な時間だった。私しか使わない装置をここの人たちに説明する意義を感じなかった。装置は担当者制にすると言うなら、なおさらである。難しい技術の伝授は徒弟制であるべきだ。マニュアルを作ったって伝えきれるものではない。そもそもここには伝える相手がいない。
 結局、午前中にやりたいことができなくて、午後からも働いた。故障対応で溜まった残業が消化できない。何もいいことがない。