びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/06/21(月)「検証」

 装置の配管が詰まった件について、金曜日の23時にメーカーからメールが届いていた。原因として配管内でサンプルが析出した可能性、回復のために確かめて欲しいことが書かれていた。本来なら我々がやらなければいけないことを、こんな時間まで対応させてしまったことに大変申し訳なかった。
 今朝の菱沼さんは、ただ機械が壊れただけでしょ、と言わんばかりの振る舞いだった。周りに大迷惑をかけていることなどまったく気にも止めてないのだろう。そのメンタルが信じられなかった。
 東京のTさんに装置が壊れたことを連絡した。「立ち上げの時にはいろんなトラブルが起こるから。保証期間内ということでタダにしてもらって」と言われた。メーカーにそんなこと言うつもりは毛頭なかった。
 前の装置の復旧に取り組んだ。最悪、故障している装置は使えなくなる可能性があった。前の装置は完全にばらしてしまっていたので、配線がわからなかった。とりあえずできるとこまでやって後回しにした。
 昼飯の時に新部長に何があったのか説明した。菱沼さんが東京でTさんの首を締めて尼崎に来たことや、これまで立て続けに装置を破壊してること、それから精神科を受けさせた方がいいまで。新部長はTさんと相談するということだった。あんまり期待してないけど。
 ようやく確認実験に取りかかった。菱沼さんがなんか始めようとしたので、「私がやるからやらなくていい。二人でやると齟齬が生じる」と言って退けた。元からこの人の言うことなど信用してなかった。絶対ウソをついてると確信していた。
 問題を起こした時のサンプルを溶媒に溶解した。白く濁った。あっけなく原因が見つかった。ろ過すると、濁りは取れた。原因は、粒子が混ざっていたことと、それにも関わらずろ過をしなかったことだった。あまりにもお粗末過ぎた。メーカーの析出説なら百歩譲ってわからなかったかもしれないが、最初から白かったら完全にアウトである。いつも偉そうにしてるのに初歩中の初歩も理解できてないのか?こんなんメーカーに報告するの恥ずかしすぎる。
 菱沼さんは少し申し訳ないと思っているのか「手伝えることがあったら何でもします」と言った。「帰っていいですよ」と言ったら帰っていった。ゴミ過ぎる。
 今日は21時半まで。原因がわかったことなんて嬉しくもなんともなかった。ただただ空しかった。明日も明後日も当分の間、やらなくてよかったであろう作業が続く。