びーの独り言

どこいくの?どっか。

2020/06/14(日)「教育」

 ヨビノリは化学をバグってると言った。そう、私の知識もほぼ高校で止まっていた。大学に行って覚えたのは、熱力学と原子軌道くらいだろう。化学はどこまでも経験と度胸の世界だった。難しい式なんてほとんど出てこなかった。今の部署に変わって、測定原理を調べると、難しい式にぶつかるようになった。ちょこっと調べて、なんとなく理解したような気分で終わっていた。しかし、詰まってるのは大体同じところだとも気づいていた。前々からこれらを理解するにはイチから数学をやらないとと思っていた。そこに登場したのが、ヨビノリだった。ヨビノリや他の動画は私の知的欲求を十分満足させてくれている。
 学校教育はいずれほとんどが動画に置き換わるのではないか?例えば、文科省が端末を配布し動画を配信すればいい話で。そうしないのは愚民化政策をしているのではとすら思える。もともと日本は徒弟制度でノウハウは門外不出だった。知識はいやしいものとされていた。それが現代日本にまでそのまま引き継がれているような気がする。そうやって社会の秩序を保っていたと言わんばかりに。これからの教育現場には、貧富の差に関わらず、横並びではなく、それぞれの生徒の個性が発揮できるよう、できるだけたくさんの選択肢を与える場となって欲しいと思う。資源のない国が生き残るには、技術力を武器に闘うしかないだろう。