起きたのは6時半だった。目覚ましは6時になんてセットしてなかった。
10時過ぎにダイソーに行った。ダスキンから掃除道具を揃えておくように言われていた。まずダイソーに行ってから、ホームズに行く作戦だった。ダイソーまでは歩いて行った。とても近かった。前もそうだったが、ここのダイソーには品のなさそうなお年寄りしかいなかった。百均なのにまるでスーパーで買い物をするように日用品を買い揃えていた。なんとなく店内も暗くて陳列棚も乱雑でスカスカに見えた。店全体が邪気に包まれていた。ここにはディープな尼崎があった。
真っ先に探したのは血糖値測定機とインスリン注射器をしまう容器だった。このセットは常にビジネスバッグに入れて持ち歩く必要がある。今までのセットは板紙の箱に入れていたが、蓋がなかったので中身がこぼれないように箱全体をビニル袋に入れなければいけなかった。また箱自体が大きくてバッグの容量を圧迫していた。簡単に見つかるだろうと思っていたが、意外に難儀した。あれこれいろんな容器を組み合わせてああでもないこうでもないと、まるでパズルをしているみたいだった。納得のいく組み合わせが見つかったときは満足感があった。
あとは掃除道具を買い込んだ。ダスキンの言う道具がどれを指してるのかわからないものがあった。例えば台所用洗剤とはシンクを洗うのか食器を洗うのか？主婦には当たり前かもしれないことが、おっさんにはよくわからなかった。百均の製品はわざとなのかどれも紛い物にしか見えなかった。あのチープで胡散臭いデザインはなんとかならないものか？ダスキンの手前、貧乏臭くて恥ずかしい気もした。意外に欲しい物は揃わなかった。すべてホームズで揃えた方がいいのではないかと思った。ピンチハンガーが100円だったのには驚いた。とても儲けが出そうには見えないんだが？
午後からはホームズに行くつもりだったが、すっかり疲れてしまっていて、とても歩いて行く気分ではなかった。ずっと遅れまくっていたブログを打っていた。
夕方、歩きに出て夕食を食べに行くつもりだったが、セブンイレブンで済ませばいいじゃないかという悪魔の囁きが襲ってきた。今はリハビリが一番の仕事で、しかも時間がかかるところなので、そこは妥協することはできなかった。今日は距離的に杭瀬駅のぎょうざの満洲に行くことにした。歩き始めると右ふくらはぎに痛みを感じた。昨日の影響だろう。途中2号線を越える歩道橋があった。上り階段は大きな課題となっている。いい感じで足にきたので満足した。歩道橋の上からさとの方角を見るとすき家が見えた。すき家もありかなと思った。
杭瀬駅にはイズミヤがあった。そんなことはまったく忘れていた。ぎょうざの満洲は案内表示からなくなっていた。まさかと思った。記憶を頼りにイズミヤの奥に行くと、テナント募集になっていた。呆然としてたら、すぐそばに合鍵屋があった。こないだダスキンに鍵を渡したので、合鍵がない状態だった。これはしめたと合鍵を頼んだ。しばらくするとおっさんに「合うのが抜けてますわ」と言われた。なんのことかわからなかった。おっさんに鍵がたくさんぶらさがった冊子を見せられた。メーカーの型番毎に鍵が用意されていた。イチから削って作るんじゃないんか？おっさんは「似たようなのがあるから、これで試してみてアカンかったら返品していいから」と言った。何言ってんだこいつ？即断った。
駅の2階にはセリアがあった。ダイソーになかったものがあるかもしれないので寄ってみた。セリアはおしゃれだとは思っていたが、店の雰囲気は呪われたダイソーとは雲泥の差だった。いくつか買おうと思ったが、追加が生じた時に買いに来るのが面倒なので見送った。そこは近くのダイソーでいいような気がした。
杭瀬駅の北西にはあぶさんに出てきそうな下町の呑み屋が数軒とボロボロのスナック横丁があった。今まで見たことないくらいボロボロだった。怖かったが、興味もあった。今日はスルーしたが、そのうち探索したい。
夕食はすき家にした。2号線沿いを歩くと、車の排ガスが酷くて病気になりそうだった。すき家にはあまり行ったことはなかった。色んなトッピングがあるイメージだが、結局いつもおろしポン酢牛丼しか頼まなかった。だからノーマル牛丼の味もよくわかっていない。トイレでインスリンを射った。ダイソーで買った容器はとても気持ちよく使えた。メニューを見たが、生玉子絡みばかりだった。アカンやん。結局おろしポン酢牛丼になった。ステロイド補正によりおいしくいただいた。今は吉牛より旨いと思った。帰りの2号線も空気が悪かった。近づかない方がいいかもしれない。
21時を越えてもTさんからは電話がかかってこなかった。今日はかかってこないなと思っていたらかかってきた。水曜日の外来でラーメンを食べに行くことになった。
