夜中は2回起きた。2回目にTさんと遭遇した。
相変わらず動きたくなくてずっと寝ていた。検温は38.1℃だった。今日も解熱剤の点滴となった。いつまでこれが続くのだろうか？少し不安になってきた。
急に11時から骨髄穿刺になった。試験外泊の日にやる予定だったが、延期になっていた。最初は一大イベントだったが、何度もやってると採血と変わらなくなっていた(毎回同じこと書いてるなあ)。
先週入ってきた奇声を上げるじいさんが退院していった。なんだったのか？
ステロイドが減ってきたので血糖値が高い時のインシュリン注射が免除された。血糖値測定はそのまま継続だが、だいぶ作業負担が軽減になった。
午後に外出してるTさんから電話があり｢お土産はマクドがいいかミスドがいいか｣と言われた。ミスドと答えておいた。夕方にTさんがドーナツの入った長細い箱を持ってきた。いろんな種類の中から3つを選んだ。カロリーを調べると1個200kcalくらいだった。一気に食べるのはしんどそうだったので消費期限を調べたが、日持ちはしなさそうだった。夕食に合わせて3個とも食べた。一番甘いのから食べたので、2個目と3個目があまり甘く感じなかった。味覚がおかしくなってるなと思った。
19時過ぎにTさんの部屋に行くと、｢スタバのコーヒーを飲みに行こう｣と言われた。途中からスタバからローソンに変わった。ローソンのコーヒーを買ったのは初めてだった。談話室で飲んだけど、おいしくてコストパフォーマンスがよかった。Tさんに｢お前ドーナツ3個とも食べたんか｣と言われた。すぐ食べるもんじゃないんかなあ？
途中からバレエをやってる女性が話に加わった。Tさんと話してるとこのパターンが多い。とても明るい女性だった。塚本幼稚園の話は面白かった。
女性との話の中でTさんが笑いながらさりげなく言った一言が衝撃的だった。｢一昨日先生から治らないと言われた｣。いきなり言われたのだろうか？それともずっと隠していたのだろうか？Tさんはいつも｢退院したら、あれ食べに行こう、これ食べに行こう｣といつも誘ってくれていた。Tさんはとても元気なので最初は額面通りに受け取っていた。何かあるとすれば、圧倒的に私の方だと思っていた。ただ途中からもしかするとTさんも難しいのではと思うようになっていた。根拠は特になかったが、私が言われてるというよりTさんが自分に言い聞かせているような気がしたのだ。私が心配してどうにかなるもんでもないし、この後はなるようになるしかない。その時のベストを積み重ねていくだけだ。まずは私が退院しなければ。
