びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/04/21(土)「和歌山」

 0315起床。うまく起きれるか心配だったが、すんなりといった。普段の寝溜めが効いたのか?
 0410出発。杭瀬に向かう道には誰もいなかった。バス停のベンチに寝転がってるおっさんいた。さすが尼崎というか。犬を散歩してるおばさんは早起きすぎるだろ?
 杭瀬から0439の始発で出発。始発での旅行はいつ以来だろうか?梅田にはまだ始発が来てないようだった。オールしたような人たちが座り込んでいた。20分待ち。ちょっと早すぎたかもしれない。
 和歌山にはなぜか南海で行かなければいけないような気がした。だいぶ遠いイメージだったが、調べてみるとなんばからわずか1時間だった。御堂筋線から南海に上がるエスカレーターにはワクワクしてしまう。南海なんて遠出するときしか使わないもんな。ここでも30分待ちになった。尼崎からなんばまで1時間以上。下手くそだなあ。
 0550和歌山市行き急行。車窓を楽しむつもりだったが、さすがに爆睡していた。あっという間に和歌山市駅へ。
 0659JRへ。なんと105系。まだ運用されてたのね。車内は高校生だからけ。驚いたのは紀和駅が高架になってたこと。やる気まんまんやん。
 和歌山電鐵へ。見慣れない車両が停まっていた。色は完全にいさぶろう。ローマ字でUMEBOSHIと書いていた。新車か!乗ってみるとあまり驚きはなかった。少なくともいちご電車の感動には遠く及ばず。梅干しのイメージと内装のイメージが合致してないように思えた。内装は水戸岡氏の得意な木をふんだんに使ったもの。技巧を凝らしていて悪くはないが、単調で地味な印象。窓に組み木を施しているが、これが沿線の景色を遮断し、日の光をカットし、車内を孤立させていた。私はあまり好きになれなかった。
 終点貴志駅に到着。ニタマ駅長は時間が早すぎてまだ出勤してなかった。たまミュージアムも閉まっていた。これは盛大にやらかしたなあ。そして折り返しも爆睡。これも旅である。
 8時半、和歌山駅に戻り、観光案内所へ。パンフレットはことごとくダウンロードしていたり。和歌山城までは歩いて25分で、バスは2番乗り場から出ているとのこと。助かる。
 バスはICカードではなかった。料金一律でもなかった。和歌山ではこっちの方が便利なんだろな。
 まずは観光案内所で勧められたわかやま歴史館へ。単純にトイレに行きたかっただけ。それにしては最初から気合い入れて見てしまった。
 和歌山城は山の上にあり坂がきつかった。貧血なのに何やってるんだ感とこれくらいは我慢しなければという気持ちが半分半分。中に入るとバラバラな展示。城にはよくあること。そもそも城で展示なんてしなくていいのでは?
 昼飯は「幸太郎」。和歌山ラーメンと言えば「井出商店」だが、そんなに好きじゃないので。で、「幸太郎」で出てきたのも醤油豚骨の和歌山ラーメン。腹が減ってたからかおいしかった。多分何を食べてもおいしかったと思われ。
 城に隣接する県立博物館に行った。展示はすごくあっさりしていた。和歌山にとっては御三家が唯一のトピックスみたい。
 隣の県立近代美術館に行った。こういうのは解説なしに見るのは厳しいわ。わずか30分で撤収。
 15時半やることがなくなってしまった。ホテルなんて予約するんじゃなかったと思ったり。時間繋ぎにB級グルメを探すと近くにありそうだった。ネットの評判が面白そうなので行ってみることにした。
 場所がよくわからなかった。住宅しか見当たらなかった。間違ってやしないか。恐る恐る適当に曲がった道の先に突然何の前触れもなくアーケードが現れた。七曲市場。見た目のインパクトが強烈すぎた。戦後間もない頃の雰囲気。今まで凄いのはいくつか見てきたがこいつが間違いなく一番だ。中は薄暗く怖さすらあった。歩くのが場違いな感じがした。
 目当ての肉屋まる彦本店はすぐに見つかった。コロッケが有名らしい。しかし店頭にコロッケはなかった。お店の初老の男性に聞くと、店の端の大きな冷凍庫に揚げる前のコロッケが入っていた。これじゃわからんわ。普通のコロッケとすき焼きコロッケにした。男性は冷蔵庫の横のフライヤーで揚げ始めた。揚げるまで1分らしいが、時間がやけに長く感じられた。実際5分くらい揚げていたのではないか。
 早速揚げたてを食べてみた。普通のコロッケは味が薄くてソースが欲しかった。すき焼きコロッケは味がしておいしかった。すき焼き味かどうかはわからなかったが。
 チェックインしたのは17時すぎだった。ベッドに横になってたら軽く寝てしまった。このまま引きこもってもよかったが、昔は夜を一番楽しみにしてた。思い残すことのないよう20時前に出かけた。
 ぶらくり丁の「千里十里」。太田和彦セレクション。確かこないだTVで紹介されてたような。カウンターに座って淡々と飲んだ。板前さんに話しかけられて太田先生の店を回ってると告げた。すると先生の本が出てきた。先生には感謝です。