びーの独り言

どこいくの?どっか。

2016/10/28(金)「鯵」

 2週間くらい前に仕事が来た。去年から付き合いのある部署からだった。去年から少し怪しかったのだが、一段と怪しくなっていた。そこの部署で評価したが、効用が確認できなかったらしい。ただ鯵のにおいを嗅ぐだけなのになんでうちで評価したらうまくいくと思ったのだろうか?Tさんに至っては試験方法を再現するために機械まで買っていた。再現しても効用は確認できないでしょ?もっとわからなかったのは、どういうふうにサンプルが使われるのかであり、そこの部署が何をセールスポイントにしたいかだった。すぐに質問したが返事はなかった。
 昨日そこの部署に電話をした。二週間前の質問はなにも解決していなかった。いろいろ質問してたら、向こうはだんだん怒り出した。評価の方法が決まらないのだから質問して当然でしょ?挙げ句の果てに「評価方法はTさんとの間でこないだ決めました。聞いてないの?」みたいな話しになった。出たよヒステリー。都合のいい作話。それだったら最初からそう言えよ。会話を遮るように「質問事項については確認してから折り返します」と言われた。
 Tさんに話の内容を伝えると、やはり認識に食い違いがあるようだった。「後で電話しとく」と言われた。私にとってはTさんの方も若干怪しいのだが。腹立ったので最後に「あれは人にモノを頼む態度じゃないですよ」とつけ加えておいた。
 折り返しの電話は比較的早かった。「部署で話し合った結果、評価方法は一任します」と言われた。さっきと話が違うのだが?そもそも部署で話し合ってから、うちに依頼したんじゃないの?後でTさんから「電話したらよくわかってないと言ってた」と言われた。よくわかんないくせにモノを頼んでる相手にキレるのか?
 帰るときにイオンに鯵を見に行った。魚コーナーに行くと、樽の中に何匹か丸ごと浸かっていた。手頃な大きさで一匹100円だった。看板には「無料で三枚におろせる」と書かれていた。近くで声出しをしているおっさんがいたので聞いてみると、「5時までに言ってもらわないと」と言われた。無愛想なおっさんだった。
 Tさんはなぜか向こうが失敗した評価をやりたがってて、月曜日から実施する予定だった。私にはもっと良いやり方がありそうに思えた。とりあえず今日からやってみようか。通勤のときからどうするか考えていた。考えるのはゲームを攻略しているみたいで楽しかった。ふと「包丁とまな板を買って自分で捌けばいいのでは」と思った。
 午前中仕事を抜け出して鯵を買いに行った。昨日の売り場に鯵はあったが、大きさが3倍になっていた。毎日変わるんだな・・・。Tさんに電話して会社に包丁があるか聞くと、店で切ってもらえると言われた。求めてる答えと違うのだが?店の人に頼んだら捌いてくれた。捌いたものが入ったビニル袋は二重だったが、濡れた手で触られたのが気になった。レジにはたくさんの人が並んでいた。おばあさんが多かった。精算してレシートをもらい、サービスカウンターで領収書に交換した。
 午後から仕込みをした。うまく実験をデザインできたと自画自賛。評価は楽しくて好評だった。やってみることで気付きも多かった。そして、案の定効用がないことを確認できた。こんな結果では鯵がかわいそう。評価をするときは事前に周辺情報を整理することが大切だ。無責任な丸投げにまともに付き合う必要はない。Tさんにはそこをきっちり調整して欲しい。きっと月曜日からの評価も同じ結果だろう。